ミモザは南仏に春を告げる花なのだそうです。
フランスでもだいぶ北の方に位置するノルマンディでは、
ミモザが花屋さんに並び始める頃はまだ冬の景色が残っており、
南の方はもう暖かくなってきたのか、いいなぁなんて感じます。

3月に入っても雨の予報ばかり。そろそろ青空が恋しくありますが、
こちらの春も間もなくかもしれません。

▲今週の予報は毎日雨。パッとしないお天気が続いています

 

スイセンの一種、ジョンキーユ(Jonquille)が咲きました。
お星様がラッパを吹いているような見た目が可愛らしく、
フランス人も好きな花です。

街を歩いているとあちこちでジョンキーユを見かけます。
なんだか、曇り空に星空が咲いたようです。

▲道端に咲くジョンキーユ

 

ジョンキーユが咲くと長かった北国の冬も終わり、
4月は森にブルーベルの絨毯ができ、
5月にスズランのブーケを贈り合って、
そして6月にはフラックス畑が青の大海原を作ります。

そういえばそろそろ、フラックスの種まきの時期です。
つい寒い暗いと縮こまって、眩しい季節のことを忘れてしまいがちでしたが、
植物は淡々と確実に日々を過ごしていたのだと気が付きました。

 

▲ホテルの窓辺にはこんなに沢山

▲小さめですが、お花屋さんにも鉢植えが

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ENYO ソリアノ綾佳

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