菜の花が畑を眩しく黄色に染めました。

菜種油を採るために、フランス各地で育てられているそうです。

この畑、昨年はリネンの原料 フラックスの畑でした。
フラックスは輪作といって、いくつかの種類の作物を何年かのサイクルで
栽培する農業方法がとられています。農家さんは毎年様々な作物を植え、
その成長のペースで日々を繰り返しているのだと思うと、
改めて大変なお仕事だと頭が下がります。

美しい花々は、街の中でも彩りを見せてくれています。

 

日本も今頃桜前線が北上中でしょうか。
こちらルーアンの桜も、といってもソメイヨシノとは違う種類ではありますが、
ピンク色に可愛く開花しました。
ふと足元を見ると、花弁の絨毯が。
散りゆく様もなんとも風情があり、見惚れてしまいます。

こうして儚いものに美学を見出す感性は、日本人ならではなのかもしれませんね。

お花の話題に加えて今日はもうひとつ。
私はこちらの選挙権がないので見守るだけではありますが、
フランスでは数日後に迫った大統領選の話で持ちきりです。

先日 義理の家族たちと食事をした際も、すぐに政治の話になり、議論が白熱しました。
喧嘩になってしまったのではないかと、ヒヤヒヤしたほどです。
みんな自分の意志をしっかり表明するので、こういったことがよくあります。
自分たちが暮らす国の行く末を案じるのは当然のことであり、
そのための選挙ですから、意見をぶつけ合うのは大いに結構だと私は思います。
(熱が上がりすぎて怖くなることも多々ありますが・・・)
だ、これをきっかけにどうか大きな事件に繋がりませんようにと願っています。 

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ENYO ソリアノ綾佳