9月になった途端、秋がやってきました。
こちらのアパルトモンに多いシステムですが、セントラルヒーティングと言って、
建物に設置されたボイラーで沸かしたお湯を各部屋に送る暖房設備があります。
暖房の元が同じなので、セントラルヒーティングの入ったほとんどの賃貸物件は
暖房費込みの家賃が多いそうです。
北国では大変助かりますが、ボイラーの元栓が閉まっている間は暖房を使うことができず、
我が家も10月の開栓を待っています。
朝晩は10℃を下回り、刺繍など長時間座っての作業は特に冷えますが、
湯たんぽを使ってどうにかしのいでいます・・・ 

街外れの催事場で開催された骨董市のイベントへ行きました。
探している古物がいくつかあり、何がなんでも手に入れたい!というより、
縁あって自分のところへ来てくれたら嬉しいなぁくらいのつもりでいます。
そんな感じなので全然見つかりませんが、宝探しをする時間を楽しんでいます。

▲ヴィンテージのお洋服やレースを売るお店

▲リネンクロス屋さん。まとめて買ったらまけてくれました

▲探しているもののひとつに、フラックスの標本があります。この日は見つかりませんでした

この日は会場が広いため、大勢のディーラーが出店していました。
端から順に好みのものを見ていったのですがとにかく品物が多く、すぐに疲れてしまいました。

それが顔に出ていたのか、アール・デコの家具を販売していたムシューが
「まあ座っていきなさいよ」と声をかけてくれました。
お言葉に甘えコーヒーまでご馳走になり、家具の説明を聞きながら
ムシューの犬に目をやると、向こうもこちらを気にしている様子。
許可を取って触らせてもらいました。
するとさっきのすまし顔はどこへやら、尻尾を大きく振って喜んでくれました。
骨董市では犬連れのディーラーを度々見かけます。
どの子もお行儀がよく、決してお客さんの邪魔はしませんし、
じっとご主人の仕事を見守っています。
犬が好きなので、ワンちゃんのいるお店にはつい立ち寄ってしまいます。
私のようなお客さんもきっと少なくないのでしょうね。
そういう意味では彼らも立派にお仕事中なのです。

▲挨拶をしたらお腹を出して答えてくれました

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ENYO ソリアノ綾佳