AUTTAA この春の新しい靴

シンプルなデザイン、自然なたたずまい。
シャツにパンツといった「いつものスタイル」にもすっと馴染む革ブランドAUTTAAの靴。
その春夏のコレクションが完成したという知らせを受け、台東区にあるアトリエを訪ねました。

若手のクリエーターやデザイナーが活動の拠点としている、台東区デザイナーズビレッジ。
もともとは小学校だったという懐かしく趣き深い建物の一室に、AUTTAAのアトリエはあります。

大きな窓から穏やかな日差しが入る室内には、道具や機械とともに
完成された靴や鞄、小物がディスプレイ。
奥をのぞくと存在感のある昔ながらの業務用ミシンが2台、
AUTTAAの新井直子さんと青野寛子さん、それぞれのものが向かい合って、仲良く並んでいました。
靴の専門学校で出会った二人は、「甘くない手づくり品」をコンセプトに
本格的な活動をスタートさせて丸2年になります。

もともと革の靴に抵抗があったという新井さん。どうしてもフォーマルな雰囲気になってしまうため、もっと日常的に履けるものが欲しかったのだと言います。
「服があってこその靴だと思うので、服に合わせやすいことを大切に作っています。ナチュラルなスタイルの人にも古着が好きな人にも履けるように。」
その言葉通り、AUTTAAの靴は身につけたときにも、シェルフに並べたときにも、靴だけが主張せず自然に人や空間に調和します。それはデザインの時だけでなく、仕上げの工程でも心掛けられていること。
「二人ともピカピカに磨き上げられたthe革≠ニいう感じが苦手なので、極めすぎないようにしています。でもハンド感が出るのもいやなので、そのさじ加減を考えながら仕上げています。」

AUTTAAの春夏コレクションには、幅広の革ストラップが足を優しくホールドするサンダルや、スニーカー感覚で履けるハイカットシューズ、大きめの羽パーツがマニッシュなシューズなどバリエーション豊か。この春のワードロープ計画に合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。