15.4.13

みなさんこんにちは。エンベロープスタッフのあおきです。花散らしの雨があがって久しぶりに晴れ間がのぞいた日。 スタッフみんなで、ぬか漬けの勉強会に行ってきました。なんで突然ぬか漬け?の理由はさておき…とても面白くって 素晴らしくおいしかったのでお知らせしちゃいますね。

■ お漬物は脇役だと思っていました…

私自身、ぬか漬けは正真正銘の初心者です。
実家の母はずっとぬか床を育てていて、冷蔵庫の中には
いつも多種多様なお漬物が詰まっていたのですが、
子供心に、なんで大人はあんなものをおいしいと思うんだろう。
と不思議に感じていました。大人になった今でもその気持ちは変わらず、
お漬物は脇役、“なくてもいいもの”のままです。ところが…

■ いろいろそろえて持っていきました

nuka

せっかくだからお塩も昆布もいいものを奮発して準備。

 

持ち物は容器と塩ととうがらし、山椒の実などなど。
形から入ろうっと♪なんてエプロンまで買うスタッフもいて、
道具をそろえているうちにテンションがあがってきました。
そして何より、ぬか漬けをはじめると話すと家族が嬉しそうです。
実は漬物が好きだったんだと息子。
家でぬか漬けが食べられるなんて幸せ~と義母。
少々のプレッシャーを感じながらも、わくわくして先生の元に伺いました。

■ はじめてのぬか床づくり、そして捨て漬け

ぬか床を作るのは意外と簡単なのですね。
分量の半分のぬかと水+塩を入れる→まぜる、
分量の半分のぬかと水を入れる→まぜる、ほぼこれだけ。

よくまざったら、捨て漬け用の野菜を埋め込んで
上から空気を抜くように押さえていきます。

捨て漬け、とは、今回はじめて聞きました。
ぬか漬けのおいしさは、野菜の糖分をエサにして繁殖する
乳酸菌が源だそうで、本漬けに入るまで、
くず野菜(例えばブロッコリーの茎とかキャベツの外葉など)を漬ける
“捨て漬け”をしながら面倒をみていくと、
最初は塩辛かった野菜がある日急においしくなる日がくるそうです。
これが本漬け開始の合図なんですって。

 

IMG_1151

捨て漬け用の野菜を埋めていきます。手をグーにしたり…

 

IMG_1156

パーにしたり。先生の見よう見まねで。

 

nuka2

とうがらし、こんぶ、山椒の実をぱらぱらと。なんか顔に見えてきた。

 

nuka3

できあがり。次は2日後から毎日2週間、天地返しといって、ぬかをひっくり返す作業を経て、本漬けにたどり着きます。ある日急においしくなる瞬間、とてもたのしみです。

 

 ■ 先生のぬか漬けをいただきました

先生のぬか床からは出るわ出るわ。
次々といろんな野菜がお宝のように発掘されました。
かぼちゃー!さつまいもー!ながいもー! え、りんご? こんにゃく?
出てくるたびに驚きの声があがります。

生で食べられるものは生のまま、
茹でて食べるものは茹でて入れてくださいね。と先生。
アクの強いもの、完熟したもの、動物性のもの以外は
なんでも投入していいそうですよ。

 

nuka4

にんじん、大根などのほかに、たけのこやりんご、ピーマンも。奥には長いもが皮付きのまま見えますね。

 

nuka5

かぼちゃです。ちょっと下茹でしてから漬けるそう。トレーにはちらりとエリンギが見えます。ワインにすこぶる合うそうですよ~

 

三分づき米をいただきながら、気になるかぼちゃ、長いもなど
珍しいものから食べて、全種類制覇。
素材それぞれに味わいがちがくて、かむほどに口の中にうまみが広がります。

 

nuka6

 

たけのこもふわふわっといい香りが鼻に抜けておいしいですね。
普段はおかずとしては甘すぎると感じるさつまいもやかぼちゃも、
ほどよい塩気でさっぱりいただけます。

 

nuka7

 

ぬか漬け→ごはん→ぬか漬け→たまにお茶…で、
全種食べたらもう1周!と、みんな箸がとまりません。
(お酒にも合いますね。きょうは我慢ですけど。)

■ 宣言。毎朝のごはんのおともにしまーす

先生の息子さんは小学生。ぬか漬けが大好きだそうで、
お弁当にも入れているそうです。
調子が悪くて何も食べられないときでも、
ぬか漬けならとリクエストがあるとか。

今回の勉強会を経て、お漬物はこれから、
“なくてはならないもの”に変わっていく予感。
まずは真面目にぬか床を毎日ひっくり返して2週間頑張って、
今月中には、朝ごはんに色とりどりのぬか漬けがならぶようにしたいと思います。

うまく行きますように。

 

nuka9

重さ約2kgのぬか床を大事に抱えて先生のお宅をあとにしました。おいしくなーれ、おいしくなーれ。それは自分次第…

 

 

aoki

Top