2016.9.15

リネンバードのスタッフをはじめ、裁縫のプロに近い人たちが多いオフィスでは日々みんないろいろな作品に取り組んでいます。私も巾着袋などの小さいものは作ったりしていますが、お洋服となるとなかなかハードルが高く感じています。でも作ってみたい。私でもできるかな、と思える作品を探して、今回、香田あおいさんの著書「基本は7つのワンピース」からノースリーブのブラウス「1-A」を作ってみることにしました。

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■ 挑戦してみることにします!

実は、このブラウスを作ろうと思って取り掛かったのは夏真っ盛りのころ。
それからあれよあれよと時間が過ぎ…
やっぱり不慣れな者ゆえの気後れがありました。
簡単に見えても、今ひとつわからない、ちょっとしたことでつまずいて。
そんなことが重なると前に進まなくてついつい作業が停滞気味に。
もっと気楽に作れるようになったらいいなあ。

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▲香田あおいさんの本「基本は7つのワンピース」
“一枚あればさまになる”ワンピースのパターン7つを基本にして、
袖や着丈を変えたブラウスやチュニックの展開パターンものっています

 

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▲その中で私が選んだのがこちら1-A
アレンジしてワンピース(右ページ)も作れるそうです

■ いざ、作業開始

作るものが決まったら、次は型紙をおこす作業です。
付録についている実物大パターンは2部。

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そのどちらに自分が作りたい作品が載っているかを見て、
そこからさらに自分が作りたいブラウスはどの“線”なのか?を目を凝らして探す…

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▲線がいっぱいです…

 

慣れない目にはこの作業がとても難しく、一人でやっているとギブアップ。
自分が作りたいものの“線”を探してたどっていくだけなのに、
いつのまにか途中で違う作品の線をなぞってしまっていることを繰り返し、
自分の忍耐力との戦いとなりました。
が、結局オフィスに持ってきて、詳しいスタッフに見てもらいました。助かった…

 

型紙がようやくできたら、次は生地に写してカットしていく作業です。
生地は「モナコ ターコイズ」を選びました。

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▲モナコは生地の目が詰まっているので、しっかりとしていて、
初心者にも扱いやすいみたい

 

一晩水につけて縮みを出し、乾かしておいた生地に
型紙を置いて移していく作業も、広い台がないために難航。
カットまでがまた一苦労です。
この段階まで来ると、縫いたい気持ちが高まります。

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▲型紙カットが終わりました…

 

縫う前の準備は、接着芯をはり、
ジグザグミシンがないので代わりにブランケットステッチでかがって終了。
あとは説明にそって縫う…だけなのですが、
さらっと書いてあることがわからない。

袖ぐりの始末のバイアスって、際ミシンをかけるのは半分に折るの?
それとも幅をそのまま使うの?
わからないなりに自分で考えて作業を進めていくことが楽しくもあり。

 

そうして、ようやく出来上がりました。

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▲後ろ側のラインを少し短めにして作りました

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▲襟もとの始末はブランケットステッチでかがっています

 

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▲バイアステープは共布だと生地の厚みが出てしまうので、
手持ちの生成り色で作りました

 

■ 作ってみて

このブラウスは香田さんの著書ではリヨセルという、
薄手でとても柔らかい生地を使用されています。
そんな生地で作られたブラウスはふんわりした優しい印象なのですが、
私はしっかりとした生地のモナコで作ったので、また違った印象になりました。
作ってみて、モナコが思っていたよりもしっかりした生地なのだということもわかり、
とても勉強になりました。

もう少し集中力と忍耐力があったなら、もっと早く仕上げられていて、
今年の夏に大活躍したのかもしれないなと後悔の気持ちもないではないですが、
私としては、作り上げられたことが大きな進歩で、大満足。
その代わり、来年はたくさん着ることにしよう。

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▲ノースリーブだけど、カーディガンを合わせたら秋にも着られるかも

 

sfukushima

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