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■あれ?縫い目がない?
はじめてLille og Storの革製品を手にした時に感じたのは「新しさ」でした。
プロダクトの多くが縫製や接着はせずに、折ったり、くるりと丸めたり、穴を通してつないだりと、 とても自由な発想でつくられています。

ユニークなデザインは、紙のように柔軟である革の特性に着目して生まれたもの。革の中でも、柔らかすぎずハードすぎない、ほどよい張り感のあるヌメ革を選び、さまざまなカタチを生み出します。
そして、縫い目のないモダンな佇まいは、手仕事感のある革製品とはまた違った魅力があります。

■デンマークで培われた発想する力
Lille og Storは、吉金淳さんと吉金矢子さん2人のブランドです。
今回お話を聞いた淳さんは、もともと自動車メーカーでデザインの仕事をしていました。その後北欧のインテリアに興味があったことから退職し、デンマークに留学します。

そこで過ごした一年間は、技術的なことよりも発想力に重きをおいたLille og Storのものづくりへとつながっていきました。
帰国後は家具メーカーでの設計の仕事を経て、独立。 ともにデンマークで学んだ パートナー矢子さんとともにブランドをスタートさせます。
「僕がデザインと制作を、パートナーはアイデア出しからカタログ・ウェブサイト制作などビジュアル的なこと、展示販売まで幅広く担当しています。
それぞれの役割はありますが、どの商品も私一人でできたモノではありません」

Lille og Stor(リレオストア)とはデンマーク語で「小さいと大きい」を意味します。
「 ブランドのコンセプトは『コドモトオトナヲカンガエル』です。 子供と大人、あらゆる世代で共有できるもの。 シンプルでボーダレスな商品を提案していきたいと思っています。
革の個体差や使う人によっても変化の仕方が異なるので、必然的に違う表情が生まれ、同じものは一つも存在しません」

■エンベロープで紹介するのは、この3つ
エンベロープで販売するプロダクトをご紹介しましょう。
まずはこちら「blomst」。なんだろうと思ってしまうこのかたち。 花を入れるためにつくられたバッグなんです。

「デンマークでは、男女関係なく花を買って歩いている人を目にしました。その風景がいいなと思って。花を持ち歩く生活を提案したくてつくりました。
日本では特に男性が花を持っていると何かあるのかなって思われがちですが、専用バッグに入れて堂々と持てば、逆に恥ずかしくないのでは」

まるでポーチのようにすっきりとしたデザインのこちらは、ティッシュケース「nys」。風邪をひいた人、花粉症の人が持ち歩けるようにと、ちょっとした遊び心のあるプロダクトです。

冒頭に登場した革の箱「kasse」は、蓋をセットするとこんなカタチ。大、中、小の3サイズ展開で、部屋にあるこまごまとしたものを美しく収納してくれます。

■革のあるインテリアを通して
Lille og Stor が考えるのは、モノだけでなくそれがある場のデザイン。
淳さんは家具デザイナーでもあるので、今後は家具もつくりながら、そこに革製品を取り入れたインテリアを手がけられたらと言います。


家具やインテリアアイテムづくりを通して、子供も大人も隔たりなくすべての人が育まれる環境を。
日々目にしても飽きのこないデザインは主張は強くないけれど、さり気なく空間を彩り、使う人に新しい視点を与えてくれます。

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