Envelope | リネンバード北浜OPEN

今年９月３日、大阪のザ・北浜プラザ１階にリネンバード北浜＆エルマーズグリーンカフェがオープンしました。
北船場と呼ばれるこの周辺、すぐ近くに大阪証券取引所があるなど、今では金融街ですが、江戸時代から商業の中心地としてにぎわっていた場所です。このビルの面した堺筋は、かつては船場のメインストリートで、ここに店を構えるのが、大阪商人の夢だったとか。
通りが碁盤の目のように走る整然した町並み、古くて趣のある建物があちこちに残るなど、「にぎやかで活気にあふれている」という、大阪の一般的なイメージとは一味違う落ち着いた雰囲気のある街です。

北浜周辺に残るレトロ建築。散策がてら遊びに来てください。

ザ・北浜プラザは、地上209メートルの高層タワーに併設。遠くからもよく見えます。地下鉄堺筋線・京阪本線北浜駅から地下で直結していますし、御堂筋線の淀屋橋駅からも近隣のレトロ建築をぶらぶら見つけ歩きながら7～8分という比較的便利な場所なので、ぜひ、遊びにいらしてください（北浜周辺のレトロ建築めぐりのルポは、近日中にご紹介します）。

「東京のお店にはなかなか行けないけれど、大阪なら」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか？
実店舗のよさは、なんといってもリネンにじかに触れられること。風合い、気持ちよさをぜひ、直接感じてみてください。何度も使って洗い、柔らかくなじんだキッチンタオルなども並べていますので、触って感触を確かめることもできます。
扱う商品は二子玉川の店とほとんど同じですが、この場所、そしてお客様たちの個性が結びつき、交じり合って、違ったカラーに育っていくことを楽しみにしています。はたしてどんなお店に成長していくのでしょうか？

ゆったりと面積が広く、ワークショップなどを行えるスペースもあるので、ソーイング、刺繍、編み物など、いろいろな先生をお迎えして頻繁に教室を開いていく予定。

これからの季節にぴったりな毛糸も各色展開。リネン混のウールやアルパカの糸は、独特の風合いがあります。

手作りのためのオリジナルパターンもあります。オールシーズンOKのリネン生地もいろいろあるので、秋～冬も、ぜひソーイングに挑戦してみてはいかがでしょう。

部屋着やパジャマも充実。ヴィヴィッドな色味もリネンの質感となじむと、上品な感じに。これから寒い季節に向かうからこそ、明るい色を身につけて元気に！

クッション、スリッパ、ランドリーバッグなど、暮らしのためのリネン。リネン生地を張った椅子、カーテンの見本などもあるので、実物を見て、触れて実感してみてください。

高い天井と、そのスペースを使ってのイベント展示なども企画中。関西在住の作家さんも含め、新しい方々もどんどん発掘していけたらと考えています。

リネンバード北浜と、通路を隔ててお隣りにオープンしたのが、エルマーズグリーンカフェ。地下からエスカレーターで上がってくると、仕切りも扉もなく大きなテーブルと厨房のカウンターがそのまま見える、開放感いっぱいの明るいお店です。
エルマーズグリーンとは、イギリスに実在する田舎町の名前。でも、実はその響きが心に残ったというだけで、実際どんなところなのかはわかりません。ただ、そんな小さな町にある、老若男女いろんな人が憩える小さなカフェ、というのがイメージです。
オープンして数週間、すでにそんな存在になりつつあるこのお店。若いカップルや女性客はもちろん、一人でランチをする男性ビジネスマン、ちびっこ連れのおかあさんたち、老夫婦と、いろんな方たちがさまざまな時間に、それぞれの用途に合わせて利用してくださっています。

お隣りのリネンバード同様、カフェも天井が高くて気持ちのよい空間。こちらは、堺筋側の大きなガラス窓。街行く人たちを眺めながらゆっくりティータイムもよさそう。

窓の外に見える古い板塀は、国の重要文化財に指定されている旧小西家住宅のもの。なかなかの眺めです。

オリジナルのジャムやグラノーラ（下から2番目の透明のパッケージ）は、お土産に。グラノーラはナッツいっぱいで香ばしく、牛乳のほか、ヨーグルトにかけて食べても絶品！くせになる味です。

ちゃんと食べたい人には、牛すじ肉と玉ねぎ、セロリ、りんごなどをじっくり煮込んだエルマーズグリーン・カレー（900円）やサンドウィッチ（850円）などのほか、野菜やハムなどを焼き込んだ食事になるセイボリー・ケーキ（2種類で850円）や、季節の野菜たっぷりのベジタブル・タルト（850円）など、オリジナリティあふれるメニューもおすすめです。

メニューもイギリスの田舎町のカフェらしく、スコーン（200円～250円）やトライフル（500円）、プディング（400円）など、イギリスを意識しています。土台にショートブレッドを使ったチーズケーキ（450円）も！