15.09.30
どこかで見た、さくらんぼの種の枕。ヨーロッパでは大きさも様々、カイロや湯たんぽのように使われているらしいと知りました。種の中が空洞になっていて空気が閉じこめられているため、温めると保温力を発揮するという仕組みのようです。私も小さなカイロでも作れたいいな~と、今年はせっせとさくらんぼを食べました。そして先日、ハギレを組み合わせてつくってみたのでご紹介しますね。
■さくらんぼの種って小さな桃みたい
さくらんぼの種をひとつづつ洗っていて、
果肉がとても繊維質だということ、桃を小さくしたものにそっくり、
ということに気がつきました。小さな発見。
種に残った果肉は、一晩水につけたくらいでは
スルッと取れたりせずからまりついたままで、
結局ひとつずつ歯ブラシで落としていきました。
ちょっと根気が必要です!
でも、洗って乾燥した種は形も色もとてもきれい。
(吉田果樹園のさくらんぼの種も入っています。)
カイロになる袋は、たくさんのハギレ・コレクションの中から
直感に従って選びました。
色合いがどこかオリエンタルなリバティプリントをメインに、
無地のものと細かいストライプを合わせて。
■ミシンを使えばあっという間でした
ミシンは直線縫いだけなので、かんたん。
種を入れる口だけを残して、ひとまず仕上げます。
種をスプーンですくって中へ。
カラカラと入っていく音も耳に優しく響きます。
口をかがって、仕上がり。
レンジで30秒ほどチンしてみたら・・・ほんわり温かい!
キューっとした温かさではなくて、あくまでも“ほんわり”という感じで
その優しさに心も和らいでいくようです。
手で持った感触も面白く、ずっと触っていてたいと思うほど。
その後ゆるやかに冷めていきますが、
体に接している部分はわりとずっと温かいのも意外な発見でした。
また来年もさくらんぼ、たくさん食べて種を集めようかな、
と思いはじめています。