2015.12.22
ねぇねぇ、青木さん。小声で呼ばれて振り向くと、「あの~ケーキ焼いたから」とスタッフがおすそわけをくれました。錆び付いていた私の心に日が差して。包みをあけたら、さらに胸があたたかくなって………こんな贈り物上手に、私もなりたいな。
■ ひまひまだった週末がお菓子のおかげで…
おすそわけしてくれたのは、
このスタッフコラムにも時々登場するスタッフW。
筆まめ、料理まめ、裁縫まめ(というのかわかりませんが)、
とにかくいつもこまめに何かしら手を動かしています。
この日もらったのは、こんな五線譜のナプキンにくるまれたお菓子。
中を開けたら、しっとりといい具合に焼けたガトーショコラが入っていました。
お菓子をもらった週末は何の予定もなかったのですが、
カレンダーに急遽「ガトーショコラを食べる日!」と書き込んで、
お茶の時間を心待ちにしていたら、何とも満たされた休日に。
たまたま焼いたから…と気負いなくくれた心遣いが
私にとってはたいそう特別な時間となりました。
■ 好きなの取って~と言われてわくわく
またあるとき彼女とランチに出かけたときのこと。
「あ、そうそう…」と
おもむろにテーブルの上に大量のコースターを広げて、
「好きなの取ってくださーい」と
どうやら集めた余り布でこしらえた手作りのコースターを
プレゼントしてくれる、ということらしいのです。
チェック、ストライプ、水玉、花柄…など、柄も色もいろいろで
裏表もたくさんの組み合わせ。
中にはパッチワークになっているのもあって、
5枚セットが20ぐらいあったでしょうか。
圧巻のコースターコレクションの中から、
いつももらうばっかりの私、わるいなー
(でも遠慮はしません…)と、選んだのはこれ。
友だちが家に集まるときに、少し格好つけるための
おもてなしセットがあるのですが、早速そこに仲間入りしました。
う、格好いい。ワインを飲みながらにんまりしています。
慌しく過ぎる毎日の中で、だれかを思って、自分の手間と時間をかける。
プレゼントとは、ものを贈るだけでなく、
気持ちも贈るものなんだなと改めて感じました。
クリスマスから年越しと、何かと気ぜわしい時期ですが、
忙しいという字は心を亡くすと書くんですよね。
時間に追われても、心はなくさないように
まわりの人に、この一年の感謝を伝えられたらと思います。