15.07.01

馬渡新平さんの器

ただいまコホロで展示会を開催中の馬渡新平さんの器が、エンベロープにも入荷しています。コホロでの個展は3回目となる馬渡さん、今回はヒビ粉引の器を沢山つくってくれました。

商品ページはこちらから

■北海道の土でつくられるヒビ粉引

こちらが馬渡さんのヒビ粉引の器です。
ヒビのよう細かく模様が入っていて、とても表情がありますよね。

ヒビ粉引の器

ヒビ粉引の器

土は北海道の「野幌粘土(のっぽろねんど)」という土を使っているそうです。
野幌とは、泥炭な地質から採れる粘土をいかしたレンガ作りで栄えた
北海道江別市市の町。陶器の土としてあまり使われないそうですが、
馬渡さんは以前北海道を拠点にしていた頃からずっとこの土を使っています。

野幌粘土でかたちづくられた器は、粘りの少ないニセコの「蘭越粘土」で
化粧をしてあげて、最後に植物の灰を原料にした釉薬をかけて焼き上げます。
すると土台になる土、化粧土、釉薬が焼くことで伸縮し、ヒビのような模様が
入るのだとか。その様子を見て「ヒビ粉引」と名づけたそうです。

馬渡新平さん

3年前に北海道から秋田県に拠点を移した馬渡さん。ご自身で改装した牛舎を工房にして作陶しています。


■丈夫な理由は土と釉薬のバランス

繊細な印象の馬渡さんの器、
でも何年も使ってみるとその丈夫さを実感します。
粉引きは化粧土をかける分層が厚くなるため、
変化が大きくかけやすいとも言われますが、
馬渡さんのヒビ粉引は土と化粧土、釉薬のバランスが
よいため変化が少なく強いのが特徴なんです。
お手入れとしては、料理を盛り付ける前に水を
くぐらせる程度でOKだそうですよ。

4

そして何といっても料理が映えるんです。
普段のご飯でも存在感のある器に盛り付けると、
かっこよく見せてくれるんですよね。
表面の模様と美しいフォルムは、思わず見入ってしまうほど。
日々食卓に登場しても飽きさせません。

5

馬渡さんの飯碗と大小の器で、水餃子の献立

 ■スタッフも早速購入しました!

こちらは馬渡さんの器にすっかり魅せられてしまった
スタッフの片口です。

6

何だかペンギンみたい!今にも動き出しそうな愛嬌のある片口

 

お店に並んでいる沢山の器を見ながら
迷って迷って(でも楽しそう)決めてました。
前回の個展で購入したぐい呑みと一緒に
晩酌の時間を楽しむそうですよ♪

7

ぐい呑みと一緒に晩酌セット!

 

馬渡さんの個展はお店もオンラインショップも
今月7日(火)までです。
ヒビ粉引きだけでなく、刷毛目や粉引の器もありますよ。
探しているという声が多い麺鉢や丼もありますので、
どうぞお見逃しなく!

8

コホロ二子玉川店での展示の様子。今回のために何と1000個もの器をつくってくれました

9

優しい丸みをおびた馬渡さんの鉢。こんな麺鉢探していた方いらっしゃるのでは

商品ページはこちらから

Top