15.07.24
こんにちは。今年の初夏から夏にかけては日照時間が長かったので、植物は特別に元気ですね。わが家のコンテナガーデンはグリーンが中心で、バラのような華やかな植物が少ないので、この時期、美しい庭をもとめて出かけていきます。5月に東京、6月に軽井沢のバラと緑の美しい場所を訪ねてきました。
■ 東京のバラ
東京で訪ねたのは、古い日本家屋にオールドローズ、イングリッシュ
ローズが満開を迎えた個人のお宅。
5月の週末、純白のバラがむせかえるほどあふれるエントランス
ゲートに着くと、初訪問の友人たちから「わぁ」という歓喜の声。
中庭はどんな感じだろう?と期待がふくらみます。
ゲートから玄関までの小道もアプリコット色のバラがたくさん。
南のメインの庭には白を中心にピンク、ピーチ、イエローなどの
優しい色のバラがいっせいに咲いています。
リビングでごあいさつをし、キュウリのスライスがはいった英国式
フルーツポンチをいただいたあとは、住宅をグルリと囲んだ
ローズガーデンのツアー。
玄関前の大きなフレンチラベンダー、窓越しの小輪のつるバラ、
つる性のクレマチスやハニーサックルとバラの組み合わせ、
そして縁側を改装したサンルームをフレーミングするように
両側から這わせたホワイトの藤など、小さなお宅の庭ツアーは
飽きることがありません。
友人Hさんは、この日ピュアホワイトのリネンワンピース。
涼しげなグリーンと白バラにぴったりですね。
■ 軽井沢のバラ
東京のバラが一番花を咲きおえる6月下旬から7月、こんどは
軽井沢がバラの季節を迎えます。
今年は花の進みが早く、イングリッシュローズガーデンを訪ねた
6月下旬は、ピークを過ぎるかというところでした。
ランチは美しい庭のある追分のカフェへ。
みずみずしい緑と初夏の花々、涼をはこぶ鳥の声を楽しみながら
ランチをとります。
軽井沢では個人宅や店が庭を一般開放する「オープンガーデン」が
盛んなので、バラ園に行かなくても、心地よい庭を訪ねて
歩くことができます。
写真はないのですが、私が好きなのは追分のルヴァン美術館。
中庭の芝生の庭もいいのですが、美術館の建物の裏手に
まわると、誰もいない秘密のバラの花園を堪能できます。
バラの小道のこちらは、毎年7月に必ず訪れるタリアセンの
イングリッシュローズの庭園。ひろびろとした敷地にたくさんの
バラが群生しています。
ときどきベンチや東屋で、のんびりと庭を眺めたり本を読んだり、
美味しい空気と、真っ青の夏空を楽しみます。
タリアセンといえば、この時期美しいのが、木漏れ日と苔。
雨をふくんだ緑の瑞々しい苔の美しさは、こちらと旧軽井沢の
室生犀星記念館が一番です。
こんな美しい樹皮が落ちているのも、
水分たっぷりの軽井沢の森ならでは。
季節を追って楽しむバラのお出かけ。いかがでしたか?
また秋のバラも楽しみに。