2015.9.10
大きな台風が近づいたり、突風や竜巻がやってきたり。めまぐるしく変わる近ごろのお天気。空の上の方で、夏と秋がけんかしているのかな。季節の変わり目は苦手だったのですが、朝の習慣“白湯”のおかげで多少の寒暖差にはめげなくなりました。
■ みんなが眠っている静かな時間に
日の出の時間。
まだ通りを走る車も少なく、新聞がカタンと音を立ててポストに届くころ。
私はだいたい朝5時ごろに起きます。
季節によってはまだ薄暗く、家族はみんな眠りの中。
「世の中で起きているのは自分だけじゃないかな」。
そんな気すらする静かな時間は、
世界を独り占めしたようで、得した気分になります。
朝起きてまずすることがお湯を沸かすこと。
ポットにお水を入れて火にかけて、10分間沸かします。
換気扇をつけながら、ちょっとぷくぷくと泡が立つぐらいの
中弱火で沸かします。
換気扇をつけるのは、風の気を入れるため、
ガスの炎を使うのは火の気を入れるため、
10分間というのも理由があったような…
そんなどこかで聞きかじった方法について、事の真意は追求せず、
今となってはおまじないのようなもの。
深く考えずに決まった手順をこなしています。
10分たったらカップに注いで―これも土の気を入れるため…
と聞いたような気がして、陶器や磁器を使っています。
■ おなかの真ん中からじんわり
こうして丹精込めて作った(ただ沸かしただけではない)白湯を、
椅子に腰掛けてゆっくりと、ちょっと熱いぐらいの感じで
ふーふー言いながら飲みます。
まだテレビはつけません。スマホももちろん見ずに、
窓から入ってくる今日の風は冷たいかな、
朝日はどんなかななんてぼんやりしながら、
あーあったかいなー、あまいなーとしみじみ飲みます。
そうすると、じんわり胃袋の中に白湯のあたたかさが広がって、
おなかの真ん中がぽかぽかとして、何とも言えない安心感。
たとえ嫌な夢で目覚めても、前の日に少々厳し目のことがあったとしても、
すーーーっと洗い流されて落ち着くような感じがあるのです。
昔、実家のストーブでは薬缶のお湯が
白くほっこりとした湯気を立てながら
しゅんしゅんしゅん~と沸いていたのですが、
そのお湯で淹れたお茶がとてもまろやかでした。
母がときどき火鉢で焼いてくれたお餅も、
田舎のおばあちゃんが囲炉裏でこしらえてくれた
具だくさん汁もしかり。
自然の火や空気はおいしさに作用するのではないかと…
白湯を飲み始めてそんなことに目覚めて
電気ポットや電子レンジは使わなくなりました。
■ ある日起こった劇的な変化…
真夏の暑い日も、真冬の寒い日も、
謎のルールに従ってあつあつの白湯を飲み続けて来ました。
周りからは、えー?この暑いのにまさかお湯?(←いいえ、白湯です、白湯)
そんな心無い反応もどこ吹く風、めでたく3度目の夏を越すことができました。
そして先日、、、驚くべき変化に気づきました。
体温があがっている!
測ってみたら、37.2度。(以前の平熱は35度台前半)
博物館の赤外線で自分の体を映してみたら、真っ赤。(↓向かって左が私です)
そして、よくよく考えてみると、最近風邪をひいていないのです。
体温が高いと免疫があがるってほんとなのかも。