15.06.12

6月に入り、青梅が出回る季節になってきましたね。わたしもさっそく毎年恒例の梅シロップづくり。今年はそのほかにも気になっていた夏の保存食に挑戦してみました。

■大好きな梅シロップ

ここ5年ほど、6月にはいると欠かさず作っているのが梅シロップ。
夏バテ気味だったある日に友人宅で出してもらってから、
すっかりその爽やかな喉ごしのとりこです。
わたしのお気に入りはお酢も一緒に漬け込む「梅サワー」。
梅と氷砂糖だけのものよりも、より酸味がかんじられてすっきりとしています。

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梅1キロに対して氷砂糖1キロ、酢200cc

 

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まずは梅をていねいに洗ってから、なり口のヘタを取り除きます。
梅の匂いがふっわと香って、すがすがしい~

 

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消毒した保存瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れ酢を注ぎいれたら冷暗所で保存するだけ。

 

1日に1回瓶をゆすって全体をなじませながら、
1ヶ月ほどたてばもう飲み頃。
定番の炭酸で割る飲み方もすきですが、
ヨーグルトにかけても美味しいんですよ。

■鮮やかなピンク色ジュース!

野菜売り場で青梅を選んでいたら、
隣におかれていた赤紫蘇が目に止まりました。
じつはずっと気になっていた紫蘇ジュース作り。
紫蘇にはアレルギー予防や整腸作用などの効能が含まれているほかに、
疲労回復や食欲増進にもつながるらしく、
気温のアップダウンが激しくなるこれからの季節にぴったりの食材だそう。
(それに二日酔い防止にもなるといわれたら、作るしかないですね…笑)

作りかたを調べてみたらこちらもとってもカンタン。
梅シロップのように漬け込む時間がいらないので、
すぐに楽しめるというのも嬉しいポイントでした。

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はちきれんばかり詰まっていた沢山の赤紫蘇!
このまま薬味としても十分おいしそう…

 

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よく水洗いした紫蘇を大鍋で30分ほどぐつぐつ煮て、

 

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紫蘇の葉をとり出したら砂糖を加えて10分、火を止めてレモン汁を入れて、

 

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余分なものを漉したら完成です。

 

ハッとするほど鮮やかなピンク色!
ほんのり香る紫蘇の風味。レモンをたくさん入れたけど
酸味もあまりきつくなく、ごくごく飲めます。おいしい~。
これから真夏にかけて、また何回か作りそうな予感。

■夏の食欲増進材

わたしの実家では母が毎年漬けていたらっきょう。
カレーの付け合せだけでなく、白ごはんとおかずの箸休めとしても、
お酒の肴としてもほんとうに万能選手ですよね。
いつもは母からおすそ分けしてもらっていたのですが、
今年は自分で挑戦してみることに。

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まずはらっきょうを水洗いして、一晩ほど塩漬け。

 

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塩を洗い流したら、沸騰したお湯にサッと10秒ほど浸して湯きりをして。
つやつやの白い肌がなんだかかわいい。

 

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あとはらっきょう酢と一緒に保存瓶に漬け込むだけ。

 

今回はらっきょう酢を作るときに甜菜糖を使ったので、
ちょっと茶色がかったものが出来ました。
上白糖や氷砂糖でつくるらっきょう酢よりも、
ちょっとコクがあって美味しいんです。
これも冷暗所で1ヶ月。真夏になるまでのお楽しみ。

■夏の準備期間

無心で一気につくった日曜日の午後。
汗だくになりながらだったけれど、
こうやってひたすら料理をすることは
わたしの一番の気分転換。
保存食のいいところは、漬けているあいだ、
その変化を目で確かめながら楽しんで
味の想像をしながらわくわくすることですよね。
じめじめした梅雨の間に、くらしも身体もじっくり整えて
今年の暑い季節も乗り越えていこうと思います。
みなさんはどんな夏の支度をしていますか?

 

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