2016/06/28
東京に遊びに来た母が使っていたのは、私が学生時代にプレゼントした葉っぱ柄のハンカチ。プレゼントしたことすらすっかり忘れていましたが、ハンカチを見た瞬間、一気にあの日の記憶が蘇ってきてなんだか懐かしい気分になりました。
■蘇る記憶の数々
私たち兄妹が小さかった頃、母へのプレゼントは決まってハンカチが定番でした。
何か欲しいものないの?と聞くといつも答えはハンカチ。
「今年こそは奮発するぞ」意気揚々と兄妹みんなでちょっと高価なハンカチ以外のプレゼントを
買いに 行ったあの日。わくわくしながら綺麗に包装されたプレゼントを手渡したところ、
『こんな事にお金を使わなくていいの!』と、逆に怒られるまさかの事態が発生。
大人になった今思えば、母のやさしさからの言葉だと理解できますが、
当時子供だった私たちには 到底理解できるはずもなく。。。
「お母さんってそんなにハンカチがすきなんだ・・・」
誤った情報が私たち兄妹の頭を 占拠してゆきました。
お母さんへのプレゼントはハンカチ。
そんなルールが制定されたおかげで、実家の引き出しには
おびただしい数のハンカチが仕舞ってあります。
「何枚あっても困らないもの」の代名詞であるハンカチですが、私の実家では
「何枚もあって困るもの」に変貌を遂げました。
■ハンカチと手ぬぐいが増えてゆく・・・
そんな子供時代を経て大人になった今、プレゼント=ハンカチという方程式は崩れぬまま、
今でもなにか贈り物をするときはハンカチを無意識に選んでしまいます。
最近では手ぬぐいブームが巻き起こり、何かにつけてハンカチor手ぬぐいを贈る日々。
もちろん自分用にも買うので、私のタンスは実家の引き出しに勝るとも劣らない姿に
なりつつあります。
今年の誕生日には手ぬぐいセットを贈りました。
受け取った母から『この手ぬぐい屋さん素敵よね~』という驚きの一言。
「なぜ都内にしかない手ぬぐい屋さんの情報を知っている・・・」
まさか本当にハンカチと手ぬぐいが大好きなだけだったのでは・・・と
疑いのまなざしを隠し切れません。。
■手ぬぐいでお弁当を包む
実家からも何枚か譲り受けた手ぬぐい。
タンスに仕舞いこんでいるばかりではもったいない と最近はお弁当包みとして使っています。
手ぬぐいはいろんなサイズのお弁当箱に対応できてとても便利。
右は一般的なサイズのお弁当箱、左はスープジャーを包んでいます。
包むものにあわせて柄を選ぶのもささやかな楽しみですよね。