フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2017.7.18
▲先端にシードボール。これはだいぶ熟れた状態でもうすぐ収穫の頃
現在、ノルマンディの畑は ”浸水” の段階にあります。
フラックスはお米のように刈り取るのではなく、
根っこから引き抜いて収穫をし、そのまま大地に寝かせます。
これは土中のバクテリアが茎を食べ発酵させ、
表皮から繊維を取り出しやすくするための作業で、
昔は川の中に浸して行っていたことから今でも浸水と呼ばれています。
▲浸水中。回収まで数週間こうして寝かされる
▲展示会場の教会内にはフラックスのブーケが飾られていた
▲「La forêt d’amour」