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2015.11.25

城進さんの土鍋のはなし

城進さんの土鍋のはなし

11月30日(火)まで、二子玉川KOHOROで展示会を開催中の城進さんの器が、エンベロープにも入荷しています。寒くなるこれからの季節に向けて、今回は土鍋をたくさん作っていただきました。展示2日目には料理家のスズキエミさんに、城さんの土鍋でごはんを炊いてもらいました。

商品ページはこちらから

■ 城さんについて

三重県伊賀市で作陶されている、城進さん。
KOHOROではすっかりお馴染みの作家さんです。
鉄絵のシリーズを愛用されている方も多いのでは?

 

鉄絵のシリーズのお皿を手に持っているところ

鉄絵のシリーズ

 

城さん

在廊中のご本人、城さんです

 

今回の展示ではいろんな形の土鍋を作っていただきましたが、
その他にも定番の鉄絵や粉引の器も店内にはたくさん並んでいます。

 

コホロ店内の様子

テーブルの上にたくさん並んだ城さんのお皿たち

たくさん作っていただきました

 

■ 城さんの土鍋を使ってごはんを炊いてもらいました

展示会の2日目。料理家のスズキエミさんが、
城さんの土鍋でごはんを炊いてくれました。

 

鈴木さんが料理をしてるところ

立ち上る湯気も似合う土鍋の佇まい

 

土鍋の良さは炊飯ジャーと違ってお米とお水が対流して火が通り、
そして音と香り、五感が楽しめるのは昔からの道具ならでは。
お料理をしている時間が楽しめますよね、とスズキさん。

琺瑯やアルミの鍋と違って温まるまで時間がかかるけど熱が持続する。
じっくりゆっくり火が入るからごはんやシチュー、ジャム作りにおすすめ。
スズキさん曰く土鍋はアクが出にくい気がするから
ジャムを作るときは必ず土鍋で作るんですって!

■ 器を“作る”城さんと“使う”スズキさん

2人の掛け合いも勉強になることばかり。

 

話をしている城さんと鈴木さん

 

スズキさん 「土鍋って強火にかけてもいいんですか?」

 

城さん 「はい、大丈夫ですよ!」

 

スズキさん 「土鍋は器より高温で焼くんですか?」

 

城さん 「いえ、高温で焼くと火が当たった時に膨張して割れやすくなるから

器より土鍋のほうが低い温度で焼くんです。」

 

スズキさん 「城さんとしゃべっていると、なるほどと思うことが

たくさんありますね~」

 

城さんの土鍋で美味しそうに炊きあがった白米

さあ、ふっくらごはんが炊けました!

おひつにうつして蒸らしたら
塩おむすびをにぎって…

 

鈴木さんがおにぎりを握っているところ

城さんの作品のお皿の上に置かれた美味しそうなおにぎり

いただきます

 

土鍋についたおこげも無駄にしません!
お出汁と卵をいれておじやにしてね、とスズキさん。

(なるほど~!)

 

お米

お米は城さんが普段食べている伊賀のコシヒカリ。
白米と城さんおすすめの七分づきはKOHOROでも販売中です。

 

この日スズキさんの宮城に住むおばあさま、
鈴木エキ子さんが作ったしめ縄を持ってきてくださいました。
年の瀬が確実に近づいてます。(12/11まで受注受付中です)

 

コホロ店内のしめ飾りと土鍋たち

 

■ 城さん土鍋の特徴

城さんの土鍋は最初におかゆを炊くなどの処理がいらず、
そのまますぐに使えます。
オーブン、電子レンジも使え、美しさだけでなく
調理道具としても万能選手なんです。
(*蓋が鉄絵のものは耐火の土でないため、
蓋をしたまま電子レンジとオーブンは使えません)

 

城さんの土鍋

 

城さんの土鍋と器

 

お客様から土鍋を探しているけどいまいち気に入るものがないのよね~
というお声をよく頂戴します。
いわゆる土鍋から片手鍋、いろんな献立が思い浮かぶ
耐火鉢や面取鉢などなど。
城さんのいろんなお鍋の中からお気に入りがきっと見つかります。

カテゴリ:コホロ

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