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23.02.24
教えて!神棚・仏壇(厨子)とのお付き合いQ&A
ただいまオーダー受付中のwoodpeckerの神仏具。昔ながらのしきたりは難しいから持たないのではなく、今の暮らしに合わせて柔軟に使ってもらいたいというコンセプトでつくられているのですが、でもやっぱり基本のことは知っておきたい。
ということでwoodpeckerの福井さんに、神仏具とのお付き合いの仕方を教えてもらいました。
Q1.どこにお祀りすればいいの?
A.神棚は目線より高い場所に。仏壇と向かい合わせにしない
神棚は目線よりも高い場所に、南向きまたは東向きにお祀りします。上に部屋などがある場合は、天井に「雲」「天」「空」などと書いた白い紙を貼りましょう。
仏壇(厨子)※は置く場所に決まりはありませんが、woodpeckerの仏壇は木製なので直射日光を避け、湿気が少ない風通しのよい場所がおすすめ。神棚と仏壇を同じ部屋に置く場合は、向かい合わせにしないことがのぞましいです。
※仏壇は仏様をお祀りするもの。厨子は仏様をお祀りしなくてもよく、個人の形見などを納めるもの
Q2.何を飾ればいいの?
A.神棚は7つの神具、仏壇は3つの具足が基本
神棚は榊立に榊(1対)、瓶子に酒(1対)、高月に米(1個)、塩(1個)、水玉に水(1個)が基本です。※壁掛けタイプは気軽にお祀りいただけるように制作しているので、なくても問題ありません。
仏具の基本は花立(花)、香炉(線香)、火立(ろうそく)の3種類。向かって左より花立、香炉、火立をお供えします。なお今回基本の神具と具足もご用意しています。
Q3.お札の祀り方を教えて
A.年に一度は交換を。複数ある場合は重ねて
御札は毎年新しいものをお祀りします。年末に1年の汚れを落とし、新しい御札をお祀りするのもよいでしょう。
神宮大麻(天照大御神が宿るお札)、氏神神社(地縁や血縁によりお参りしている神社)、崇拝神社(個人的に信仰している神社)と3枚のお札をお持ちの方もいらっしゃいます。この場合は、手前に神宮大麻、次に氏神様、そして崇拝神社のお札を重ねます。
Q4.お参りはどうすればいいの?
A.神棚は神社と同じように、仏壇は宗派によって異なることも
神棚のお参りは神社の参拝と同じです。深いお辞儀を2回、拍手を2回、再び深いお辞儀を1回してお祈りします。
お仏壇は、軽く一礼して扉を開けます。ろうそくに火をともし、線香に火を灯して手であおいで火を消します(※息を吹きかけて火を消さない方がよしとされています)。
お鈴がある場合は鳴らし合掌します。ろうそくの火を消して、再び一礼します。
ただし宗派やお寺によって異なる場合がありますので、しっかりとお参りしたい場合は、菩提寺にご確認ください。
Q5.どんな宗派でも使えますか
A.宗派は問わずに使えます
woodpeckerの「OGAMIDO」はご本尊や仏具を変えることで、さまざまな宗派に対応できます。故人の写真を祀るなど、手元供養としてもご使用いただけます。
白木のひのきで制作しているので、宗派問わずお祀りいただけます。
Q6.お手入れについて
A.古くなった神棚は新しいものに、仏壇はほこりと湿気に気を付けて
神棚は代々引き継いでいくものではないため、汚れてきたら新しいものと取り替えます。古くなった神棚は氏神神社などでお焚き上げをしてもらいましょう。
仏壇は扉を開けたままだとほこりが溜まりやすく、また閉じたままだと湿気を溜めてしまいます。日頃から開け閉めするようにしましょう。
Q7.お参りができない時があっても、大丈夫ですか
A.大切なのは、お参りする心です
お話を聞かせていただいた神主さん、住職の方が共に、お参りする心が一番大切だとおっしゃっていました。
できれば近くの神社の神主さん、菩提寺の住職の方とお話されて、正式な方法でお参りができればよいですが、まずはご自身の無理のない範囲でお参りされればよいと思います。
神社やお寺との関わり合いもその時代ごとに変化してきています。お参りの方法もご自身が納得ができる方法で変化していってもよいと個人的には思っています。
カテゴリ:エンベロープ