15.09.07

「今日のごはん何にしよう?」1日に1回は考えます。決まらない時は家族に聞いてみるのですが、夫「何でもいいよ」(それ答えになってないから!)、子供「ハンバーグ!」(昨日もハンバーグだったよね?)こんな調子で解決しません。 今回はそんな時に私を助けてくれる3冊を紹介します。

■土井善晴さんの「土井家の「一生もん」2品献立」(講談社)

1冊目は母に教えてもらった土井善晴さんの本。
家庭料理の定番をおいしくつくるコツを
惜しみなく教えてくれます。
金目の煮付け+ほうれんそうの白あえ、
鶏のから揚げ+くずし卵のサラダなど2品セットで
紹介されているので、ご飯と汁ものをプラスすれば
晩ごはんができあがるんです。

土井家の一生もん2品献立

レシピを見ないとつくれない私。この本は何回も使っているのでどのページも水に濡れて乾いてを繰り返しパリパリになってます…同じく講談社から出ている「ふだんの料理がおいしくなる理由」もいいですよ。

土井さんの表現力がとても豊かで、
レシピを読んでいるだけでお腹が空いてくるほど。
「毎日のみそ汁は、がんばりすぎない味がいい」
「おいしい味とはきれいな味」
などはっとさせられる言葉もいっぱいです。

■よしながふみさんの「きのう何食べた?」(講談社)

漫画好きなスタッフに貸してもらった「きのう何食べた」。
有名な作品なのでご存知の方も多いと思いますが、
40代の男性カップルの日常を描いたお話で、
毎回料理が登場するんです。
紹介されているつくり方をそのまま真似ると
ちゃんとおいしいものができるので、結局自分でも購入。
全巻買ってます。

きのう何食べた

ごはんをつくろうと開いたらついつい読み込んでしまうことも。大きな事件は起こらないけど、気持ちの小さな変化が見てとれたり、少しずつ年を重ねていっている登場人物に感情移入してしまいます。

普通のスーパーで手に入る材料でつくる料理は肩肘をはっていないけれど、
献立にはこだわりが。あま・から・すっぱい味のバランスが
とれるように、また汁っぽいおかずの時は汁物はなしにするなど
調和がとれたメニューになってます。

■こどもが本当に食べたい給食のレシピ(地球丸)

最後は息子が保育園時代によくお世話になった本。
食べることを大切にしている保育園、幼稚園の人気給食が
紹介された1冊です。
小学生になった今も野菜より肉好きですが
その頃はもっと野菜を食べなくて
なんとかバランスよく食べてほしい、
そんな気持ちで参考にしていました。

給食のレシピ

雑誌天然生活の別冊(天然生活の献立特集もおすすめです)。掲載されているミートソースは息子の大好物。たっぷり野菜が入っているとは知らずモリモリ食べます。

保育園の給食ではあるけれど、
大人が食べてもおいしいものばかり。
大人2人分と子供2人分の材料が書いてあるので、つくりやすかったです。

■毎日つくるわけだから…

ごはんづくりは毎日のことなので、
やる気をキープするのが大変ですよね。

我が家は、おいしいとは言わないけど残さず食べてはくれる夫、
そしておいしい!と言ってくれるけどさりげなく野菜を残す息子、
そして私の3人分。
何もつくる気持ちになれない時もあるけれど、
家庭科の教科書や定食屋さんのメニューに載っているような
いい献立になった日は、また明日も頑張ろうかと思うのです。

9-min

ある日の晩ごはん。飯碗:府川和泉さん、汁椀:山岸厚夫さん、肉じゃがの器:山野邊孝さん、漬物の小皿:山本亮平さん、納豆の小鉢・コップともに石川昌浩さん。器は全てコホロのものです。

 

エンベロープスタッフわたなべ 生活まわりのこと、身体にいいことに興味あり。 レシピを見ないと料理がつくれないけど、 暮らし上手を目指している

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