フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
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2014.3.04
寒さもようやく落ち着き、風に柔らかさを感じるようになりました。
3月に急に冷え込むこともあるのでまだ油断できませんが、一歩一歩春に近づいています。
ここルーアンには、街の名前がついた伝統的な陶器があります。
ルーアン焼きは、ほんのり青みがかった白色軟質陶器で、素焼をした後に5色の釉薬で絵付をします。
街の販売店では、お花や鶏などの繊細な柄を、職人さんが手描きする作業を見ることができます。
ノルマンディの古いお家に行くと 必ずと言っていいほど、
ルーアン焼きのアンティークのお皿が飾られています。
義理の祖父母の家にもあります。
聞けば、お婆ちゃんのそのまたお婆ちゃんから引き継いだというもの。
地元で作られたものを、家族でずっと大切にしていることが素敵だと思いました。
沢山柄が入った大きな壷などは手が出ませんが、カフェオレボウルやミルクピッチャーなど、
小さなものは買いやすいので、誕生日の度にひとつづつ集めています。
2014.3.4
ENYO ソリアノ