フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2014.3.27
・・・・・
寒さが苦手なので、いつもぐっと堪えるように冬を越すのですが、
今年のフランスは冬がなかったなんて言われる程、暖冬だったようです。
気がつけば優しい春の風が吹いて、もうすぐ桜も満開です。
つい最近までノエルの話で持ちきりだったかと思えば、ここのところ耳にする話題は夏休みのこと。
本当に、この国の人達はバカンスが好きなんだとつくづく思います。
冬はスキー、夏はビーチへ、休みの度にどこかへ繰り出している叔母によりますと、
人生を美しく彩るためにはバカンスが必要不可欠なんだそうです。
“いい仕事をしたいのなら、よく遊ぶこと。”
どんなことがあろうとも常に笑顔を絶やさない彼女から、
随分前にかけられたその言葉は、印象深く心に残りました。
叔母のように頻繁に旅行にでかけることはなかなか難しいのですが、
疲れたなと思った時は、心と体が欲していることに耳を傾けるようにしています。
今日は仕事終わりに友人とシャルキュトリーで待ち合わせ、カウンターでハムとワインをいただきました。
短い時間でも、美味しいものが元気を取り戻してくれたような気がします。
(加工肉の販売店、シャルキュトリーの一角でワインとハムを楽しめます)
2014.3.26
ENYO ソリアノ