フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
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2014.11.17
中学の同級生が遊びに来てくれました。
短い日数の滞在でしたが、私が好きな場所を友人にも見せたくて、いろいろ案内しました。
初日は海まで車を走らせ、ノルマンディ北部の海岸、エトルタまでやってきました。
トンネルのように断崖がえぐられているのは、
石灰岩が雨風にさらされ自然にできたアーチだそうです。
この風景は、印象派の画家モネの作品にも残されています。
海面から100mほどある崖の上も歩けるようになっていて、
人間の手の届かないところは、カモメの住処になっていました。
思春期の懐かしい話をしながら、日が暮れるまで散歩して、
カフェで温かいものを飲んでから家路につきました。
冷たくなった夕方の空気は、冬の匂いがしました。
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ENYO ソリアノ綾佳
http://laviedenyo.blogspot.fr/