フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2015.8.26
家族と森へ桑の実を摘みに行きました。
バケツいっぱいに摘んできた桑の実はコンフィチュールにします。
フランスの朝食にコンフィチュールは欠かせないので、
果物が豊富な夏の間に一年分を煮て保存しておきます。
コンフィチュール作りには、必ず銅鍋を使います。
コンフィチュールはいかに短時間で作るかが美味しさの決め手だそうで、
熱伝導が良く焦げにくい銅鍋が最適なのだとか。
よく洗った桑の実を5分ほど火にかけ水分が出てきたら、
口当たり良く仕上げるため一度取り出して濾します。
再び鍋に戻し砂糖を加えて煮詰めるのですが、
伝統的なレシピは果物と砂糖1:1にするところを、
桑の実は酸味があるので少し多めに砂糖を入れました。
沸騰したら弱火にして、20分程で完成です。
あとは熱いうちに空き瓶に入れしっかり蓋をし、半日写真のように逆さまにしておきます。
こうすることでカビを防ぐことができるのだそうです。
さあ、今年も美味しいコンフィチュールが出来ましたよ。
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ENYO ソリアノ綾佳
http://laviedenyo.blogspot.fr/