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25.11.28

【予告】十二月の装身具展
12月2日(火)正午よりはじまる、「十二月の装身具展」。暗くなりがちな冬の装いに映えるジュエリーやアクセサリーたちを集めました。今回企画展に参加してくださった全5組の作家・ブランドを、バイヤーのいちおしアイテムとともにご紹介します。
■5組の作家による、冬の装身具
日に日に空気がひんやりと冷たくなり、身に纏うもののトーンも少しずつ重くなる12月。
そんな冬に添える、身に着けると華やかに映えて、眺めているだけで気持ちが湧きたつようなジュエリーを集めてご紹介します。

今年は初登場2組を含めた全5組の作家・ブランドが、企画展に参加してくれます。自分へのご褒美に、誰かへのプレゼントに。ひとつひとつ手仕事でつくりあげられた、ずっと身に着けていたくなる美しい装身具たちをご覧ください。
ここからは、作家・ブランドのご紹介に加えて、バイヤーのいちおしアイテムをひとあし早くお届けします。
■参加作家(1)cobaco

神戸三宮を拠点にジュエリーを提案するcobaco。当店が以前「shed」という小さなギャラリースペースを運営していた時に一度展示会を行っていただいたご縁はありましたが、今回オンラインショップには初登場です。
cobacoの生み出す装身具は、小さく美しい、繊細なデザインが特徴。毎日身に着けていてもストレスにならないさりげなさでありながら、ながく日常的に使うための耐久性にも気を配られています。
・バイヤーのいちおし:Birthstone Ring_milgrain

誕生石が選べるオーダーリング。1mm幅の極細リングに、「ミル留め」という技法で石が留められています。1石から5石まで石の数が選べて、その種類は誕生石12種類+4種類の計16種類。家族や両親、ペットなどの誕生石を並べたらどんな組み合わせになるかなと考えるのも、とても楽しい時間になりそう。バイヤーも、家族3人のリングをオーダー予定です!
■参加作家(2)yuki onizuka

こちらも初登場のブランドyuki onizuka。
つくり手の鬼塚さんは以前、仏具や袈裟の修復職人をされていて、そこで学んだ横振り刺繍の技法を活かしています。さらに生け花も学んでいて、その感性を生かしながら露草や苔桃の花、蔓藤袴など野の花をモチーフにした作品を制作しています。
専用のミシンで絵を描くように刺繍を施すジュエリーは本当に繊細で、まるで自然の草花の息づきを閉じ込めたかのような仕上がりです。
・バイヤーのいちおし:TSUYUKUSA silver

その花が咲く姿は朝にしか見られない、露草の耳飾り。光を通すオーガンジーと光沢のある銀糸でその繊細さが表現されています。揺れる耳飾りって身に着けるだけで気持ちが上向きになりますよね。つけることを意識させない1gの軽さもおすすめポイントです。
■参加作家(3)装身具LCF

12月のエンベロープといえば、やっぱりこのブランド!今年も装身具LCFにジュエリーを制作してもらいました。
定番の原石水晶シリーズに加えて、新作の真鍮と天然石のネックレスも登場。シンプルな装いが、パッと晴れやかに華やぐのがうれしいポイントです。さらに今回は、LCFにうかがった「ジュエリーをもっと楽しむコツ」もあわせてお届け。いつも同じものを身に着けがちだったり、なかなか冒険できない方にぜひ読んでいただけたら…!と思います。
つくり手ファイルもぜひご覧ください。
・バイヤーのいちおし:レースのバングル

ぜひご覧いただきたいのが新作のバングル。以前より好評いただいているレースリングの姉妹作品で、一目一目を丁寧に編み上げたレースのような繊細な模様が特徴です。抜け感があり、金属でありながら軽やかさを演出。バングルはサイズがあってこそ快適に、美しくつけられるものですが、こちらは手首に合わせてちょうどよいサイズでつくってくれるんです。
■参加作家(4)Furuhashi michiko

銀粘土に命を吹き込むように、植物の装身具を手掛ける古橋路子さん。植物そのものを写す技法のほか手でかたちをつくったり、模様を描いたり、様々な手法で植物の美しさを表現します。
今回はコートの襟やストールにぴったりの新作ブローチを中心に、前回の受注会で好評だったアナベルの耳飾りやブローチも制作していただいています。
つくり手ファイルもぜひご覧ください。
・バイヤーのいちおし:3種の植物のブローチ

今回オーダーしたのはムスカリ、ペチコート水仙、根付きシクラメンのブローチ。花をモチーフとした作品は世の中に数あれど、茎や葉、根まで含めた植物そのものの美しさや生命力に気づかされる作品です。
植物を観察してただ写実的に形づくるだけでなく、そのはかない美しさへの静かな感動まで表現されているよう。型は使わず、一点一点古橋さんの手でかたちづくられています。
■参加作家(5)YOHEI NOGUCHI

エンベロープで定期的に受注会を開催してくださっているYOHEI NOGUCHI。サーミ族に何百年と伝わる刺繍技法の装飾工芸品「Duodje(ドゥオッチ)」のうち「サーミブレスレット」と呼ばれるアクセサリーを、現代的にアレンジしながら自ら編みこみ刺繍をしています。
今回、クリスマスにぴったりのグリーンのサーミブレスレットが届きました。2025年度だけの、限定カラーです。
つくり手ファイルもぜひご覧ください。
・バイヤーのいちおし:サーミブレスレット BRC027

たくさんの種類があるYOHEI NOGUCHIのサーミブレスレットの中でも、エンベロープの定番であるBRC027。四つ編みが3列並んだピューターワイヤーの密度が高いデザインなので、シルバーの印象が強く、ジュエリーのように身に着けることができます。
限定カラーのグリーンとコーディネートしやすいよう、カフェオレとブラックもセレクト。冬のニットからのぞくと装いのアクセントにもなる、存在感のあるブレスレットです。
■企画展は12月2日(火)スタート
今回の装身具展は1点ものが多いため、12月1日(月)15:00頃にプレビュー公開します。気になるものがある方は、ひとあし先にご覧ください。

ただ装いを華やかに飾るだけでなく、特別な日に勇気をもらえたり、毎日身に着けることでお守りのように安心したり。人の手でつくられた装身具には、そんな力が宿っている気がします。みなさまにとってのそんな特別なひとつに、「十二月の装身具展」で出合えますように。
「十二月の装身具展」
■開催期間■ 2025年12月2日(火)12:00~12月17日(水)10:00
カテゴリ:エンベロープ

















