イベント・ニュースや読みもの note
22.02.19
絶妙なニュアンスを愉しむ、SALUÉの色の話。気分に合わせて使い分けたい3つの白
ある服にはカッパーベージュ(赤銅色のベージュ)という色の名前が付いていたり、絶妙な色合いに心が惹きつけられる SALUÉのカラー。開催中の展示受注会のテーマは、Blanc (白)。SALUÉの白がもたらすコーディネートの楽しみ、デザイナー藤冨さんにとっての「白」を聞きました。
■いろんな白との出合いを
そのひとらしい姿と、洗練された表情。ふたつが両立しているSALUÉの服。そんなSALUÉらしさをつくるのに、切り離すことができないのが「色」。
開催中のSALUÉの受注会のテーマは「Blanc = 白」。今回、サルエの3つの白を掘り下げていきます。
1.ブリーチホワイト(ライトウェイトリネン)
どんな色か:ぱきっとした純白の白です。清楚さをも閉じ込めたSALUÉのフォルムの中で、シャープさと清潔感がより際立ちます
展開されているアイテム:ミドルスリーブ2ウェイオープンカラーシャツ、ユニセックスバンドカラーシャツ
「ブリーチホワイト」のミドルスリーブシャツに、ワンサイドスカートの「コットンリネンアイボリー」を着用。シャツの中には、胸元をやわらかく包むようなデザインのホワイトレーベルのスムースキャミソール「ホワイト」を選びました。
ワンサイドスカートはあらかじめゴムでクシュっと絞った腰回りのデザインで、備え付けの紐をリボンに結んで着ます。ミドルスリーブシャツは襟元をとめることも可能。カチッとしすぎず、着る人の表情をナチュラルに引き出してくれます。
2.アンティークホワイト(ライトウェイトリネン)
どんな色か:純白と象牙色のあいだ、若干ツヤっぽさがあるやさしい色です。汚れが目立ちにくいという利点があります
展開されているアイテム:パフスリーブシャツ、ユニセックスバンドカラーシャツ、ハンカチ
SALUÉの定番バンドカラーシャツ「アンティークホワイト」にボトムスはエッグチノ「ホワイト」を合わせてみました。「アンティークホワイト」のシャツは、新作ショールカラースリットコートの「サンドベージュ」とよく馴染み、きれいめでありながらラフな着こなしをつくることができます。
3.ホワイトベージュ(ライトウェイトリネン)
どんな色か:うっすらとピンクを感じさせる乳白色です。カッパーベージュよりピンクみはなく、白寄り。透明度が高い色です
展開されているアイテム:パフスリーブシャツ、ユニセックスバンドカラーシャツ、リネンストール
くすみがかった乳白色が印象的な新色「ホワイトベージュ」のパフスリーブシャツ。ボトムスには同じくトーンを落としたエッグチノコットンリネン「アイボリー」を合わせました。絶妙なふたつの色合いを合わせると、女性らしいやさしい印象に。
■装いに優しさをプラスし、肌映りのよい色
SALUÉの服の色はどんな風に決まっていくのか。それは生地の厚さ、商品によって展開のルールが異なるそうです。
「SALUÉで使っている生地は大きく2種類に分かれています。一つ目はリトアニアに発注しているオリジナルのリトアニアリネン。二つ目は、日本の生地屋さんがつくるコットンリネンとコットンです」
「SALUÉ独自のカラーでこれらの色はユニセックスのボトムズに合わせることを重視して決めています。
まずはじめに装いに優しさをプラスできるようなイメージで考えることが多いですね。シャツなどはお顔と近いので肌映りのよさも常に頭にあります」
「ヘリンボーンなどは高価格帯の生地ですが、毎回、新色をとても楽しみにしていただいます。なので、色の出方はやや挑戦的な配色に挑むときもありますね」
■デザイナー藤冨さんにとっての「白」
春の柔らかな陽気が似合う、サルエの白。デザイナー藤冨さんにとっての白はこんなエピソードを話してくれました。
「白と言えば、会社で働いていたときにTシャツとパンツ、スニーカーを白でまとめていた日がありました。翌日、その服装のことについて『昨日の服だけど』とはじめて声をかけてきた男性と、その後に結婚をすることになって今に至ります。
ふだん、白でまとめたコーディネートをすることも多いです。冬はエッグチノパンツ(ホワイト)をベースにウールの生成りでグラデーションをつくって楽しんでいます」
「夏は白シャツに白のエッグチノパンツをよく着ていますね。白は昔から好きだったけど、SALUÉを始めてからもっと楽しめているような気がします」
春の足音が聞こえてくる、この頃。これからのおしゃれ計画にSALUÉの絶妙な白を取り入れてみませんか。
カテゴリ:エンベロープ