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22.07.13

書く人ももらう人も楽しめる、ガラスペンを始めてみませんか

メールやSNSでの連絡が一般的になった現在でも、筆をとる機会は訪れるもの。そんな「手紙を書く」を楽しむために、ご紹介したいと思ったのがガラスペンです。暑中見舞いや気軽なお手紙に、心を添えるガラスペンを始めてみませんか。

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■一筆添えたいときに。心をのせるガラスペン

飾って眺めたくなる美しさがありながら、特別なテクニックなしでペンのように書ける使いやすさが魅力のガラスペン。それでも、書けば不思議と文字には表情が出てその人らしさが宿ります。

インク選びも楽しみのひとつ。暑い時期だから爽やかなブルーで、あの人はこんな色が好きそうだな、など季節や送る相手に合わせて色を選ぶのも。ガラスペン自体にも太さや種類があるので、気分に合わせて使い分ければ書く側も楽しめます。

ささやかに生まれるインクの濃淡や筆圧、色選び。ペンには出せない個性が出るので、暑中見舞いやちょっと一筆添えたいときに、心を添えて届けることができます。

▲あの人は元気かな、ふと心に浮かんだあの人へ手紙を書く理由になるかもしれません

■驚きの手軽さとペンを走らせたくなる不思議

新しく用意するものはガラスペンとインクだけ。しかも驚くほど書きやすいので、初めてでも気軽に取り組めます。

HERBINつむぎクリアをインクオリーブグリーンに乗せて

エンベロープのスタッフ数名でHERBINのガラスペンを試してみたのですが、書くのが楽しくて、試し書きで止まらずに書き続けてしまうという不思議(それくらい書き心地がよいのです)。「いつもの字より素敵な字が書ける!」と盛り上がってしまいました。

▲文字だけではなく絵も書きたくなる書き心地

どのスタッフも「想像以上に書きやすいね」という意見で一致。カリグラフィを習ったことのあるスタッフは、「カリグラフィのように慣れるまでは練習が必要なものかと思ったけれど、こんなに気楽に使えるなんて」と驚いていました。

じつは日本生まれだというガラスペン。だからこそ日本語の文字にもしっくり似合うのかもしれません。

■ガラスペンは3種類、インクは14種類のカラー、便箋、ノートもご用意しました

エンベロープではガラスペンを3種類とインク14種類、相性のよいレターセット、そしてそばに置きたくなるノートをご用意しました。ガラスペンはフランス・パリで生まれた老舗インクブランドHERBIN(エルバン)のもの、耐熱ガラスメーカーHARIOのもの、受注商品としてご紹介する、ガラス作家大鎌さんがつくるGlass studio Handのものがあります。

▲左下Glass studio Hand、真ん中 HARIO、 右上HERBIN

HERBINつむぎはそのほか二つに比べて柄が長く、手が大きい方にも使いやすい大きさ。透き通るようなカラーと優美なフォルムが特長で、1点ずつ手づくりでつくられています。

▲HERBIN

HARIOのガラスペンは、インクの色を際立たせる透明なカラーとどんな方にも似合うシンプルなデザイン。くびれた持ち手が手になじみやすいBRIDEと、膨らんだグリップのおかげでしっかりと握りやすいGROOMの2つの形があります。

▲HARIO。安心感のある太い軸、持ち運べるコンパクトな長さ

ガラス作家大鎌章弘さんがつくるGlass studio Handのガラスペンは、ずっと眺めていたくなるような美しい模様が特長。ぽってりとした愛らしいフォルムでコンパクトながらしっかりと握りやすく、細めの線が書けます。

▲Glass studio Hand 透明感がありながら奥行きもある美しい模様

豊富なカラーのインクはガラスペンと同じくエルバンのもの。インクにはそれぞれ、想像力を掻き立てられるような素敵な色名がついています。

南仏にあるカランクという入江の名がついたブルーは、本当にカランクを想像させるような透き通った青緑だったり、淡くくすんだピンクはアンティークブーケという名がついていたり。色名から使いたいインクを選ぶのも楽しそうです。

▲アンティークブーケ

ガラスペンに合わせて、レターセットもご用意しました。フランス生まれのG.LALOのレターセットは、ボールペン文化のヨーロッパで愛される滑りのよいレイド紙を使っています。

▲G.LALOのレターセットは3つのカラー
▲ガラスペンは未草の便箋と封筒との相性も◎。
封筒に透けがあるので便箋に書いた文字がほんのりと透けるもの美しいです

書いた言葉を残したいときや気軽な落書き、自分のために「書く」にぴったりなのが革工房JOURNEYがつくるノート。中紙の入れ替えができ革の表紙はずっと使い続けることができるので、パーソナルな存在として使うことができます。

▲このノートとガラスペン、自分だけの定番の筆記セットとして使える頼もしい存在

ドット方眼と無地、2つのタイプをご用意しました。

■使ってみましょう

使い方はとっても簡単です。必要なものはガラスペンとインクだけ。あとは紙と、書き終わったあとインクを落とすための水、拭き取り用のティッシュや柔らかい布です。

1.ガラスペンにインクをつける
ガラスペンをインクボトルに直接入れて、インクをつけます。このときペン先がボトルの底に当たらないように気をつけましょう。

2/3ほどつければ、インクが勝手に吸い上がります。ペン先がボトルの側面につくと、ガラスペンが汚れて手にインクがつきやすいので注意しましょう。

2.書いてみましょう
次はもう紙に文字を書く段階です。インクがペン先の細かな溝に吸い上げられ溜まるので、一度つけただけで葉書半分ほどの文字量が書けます。

テクニックは必要ないほど簡単ですが、少しずつペン先を回転させながら書いていくと、インクの出方が一定になりやすいです。足りなくなればインクを再度つけて、書き続けます。

3.書き終わったら水で流して終わり
書き終えたら、水を入れたコップでペン先をすすぎ、ティッシュや柔らかい布で水気をとればお手入れ終了です。

インクの色を変えるときも同じように流し、水が汚れていたらかえるようにしてください。ペン先にかなりインクが残っていたら、水で洗う前にティッシュでぬぐうときれいに洗えます。

ペン先は繊細なので、使用中も保管の際も他のものに当たらないようお気をつけください。また、ガラス製なので転がって落としたり、強くぶつけたりする等の破損にはご注意ください。

■送るだけでなく自分のためにも。ガラスペンの楽しみ方

本の中で見つけた心に残るフレーズや、ひとからもらった大切にしたい言葉、旅先で感じたこと。流れてしまいがちな言葉を、自分のために書き綴るアイテムとしてもガラスペンはぴったりです。

気分で自由にインクの色を選んで、一冊のノートにまとめたり。そのときの自分の字、感じたことをそのまま書き写せば、日記のように後から見ても楽しめます。

スマホのメモ帳でもいいけれど、手書きだからこそより自分らしく留めておけます。

美しい佇まいはデスク周りを彩るアイテムとしても。インクと便箋と一緒にお気に入りの箱にしまって、見せて収納するのもおすすめ。ふと思い立ったときにもペンを取りやすいです。

ちょっと一筆添えたいとき、大切な言葉を書き残したいとき。この夏は自宅でゆったりと、ガラスペンを堪能しませんか。

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カテゴリ:エンベロープ

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