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22.04.03
実は色々使える、布ナプキンのお話
生理期間を少しでも快適に過ごすためにおすすめの、布ナプキン。実は生理の時だけでなく、いろんなシーンで活躍するのをご存知でしょうか。エンベロープウェルビーングでご紹介している布製パッドブランド「Pantyliners Organics」(以下PLO)のAnzuさんに教えてもらいました。
■PLO代表のAnzuさんに聞きました
お話をうかがったのは、PLO代表のAnzuさん。
ニューヨークでのダンス留学後、外資系IT企業へ就職。長年の運動経験やまた企業で勤めるなかで、身体だけでなく心の健康の大切さに気づいたそう。母が2003年に立ち上げた布のナプキンブランド「touta.」(現Pantyliners Organics)を引継ぎ運営に携わっています。
母であるユーゴさんが発信してきた環境と女性に配慮した物づくりや布ナプキンに影響を受け、女性がより過ごしやすい環境をつくるために活動を行っています。
■更年期の不規則な生理に備えて
Anzuさんが教えてくれた生理以外に布ナプキンが役立つシーン、それは更年期です。そろそろ卒業だから布ナプキンの出番が減りそうかと思いきや、むしろあらためてそのよさを実感するのだそう。
「ずっと周期が安定していた方も更年期は不規則になりがち。いつ来るかわからないので常にナプキンをつけていますという方もいらっしゃいます。でも使い捨て製品を日々使うとなると、なんだかもったいない気がしますよね。
また肌が弱い方だとかぶれやむれも気になるのでは。布ナプキンはその両方を解決してくれるんです」
「人によっては経血量が増えることもあるので、PLOの製品だと他社にはなかなかない大き目サイズのXLを持っていると安心だと思います」
■尿漏れなど身体の不調を抱えるときも
もう一つが、意外とお悩みの方が多い尿漏れ。こちらも更年期の生理不順と同じく常にナプキンをつけて対策している場合、布が役立ってくれるそう。
その量には個人差がありますが、PLOでは幅広いサイズ展開をしているので、症状に合わせて選ぶことができます。
「産後や30代後半以降の方から聞くのが、クシャミをした際の尿漏れ。そんな場合は『羽つき/M』や『羽なしダブル/M』が便利だと聞きます。ほんの少しだけれど、心配で装着していたい方には、Sサイズが使いやすいと思います」
「サイズ選びですが、私たちが表示している量の表示は経血と限定していないので、尿漏れも経血と同じ感覚でお選びください」
さらに、こんな身体の不調にも。
「痔や子宮頸がんの方にもお使いいただいています。
痔の場合、女性だけでなく男性も。布ならばトイレの個室でカサカサ音をたてずに使えるのでストレスが減るようです。
また、子宮頸がんの症状のひとつにおりものの増加があり、私たちのもとにそうしたご相談が寄せられたことからそれまで一番大きかったLサイズよりさらに大きなXLサイズを開発しました」
■ナプキンが買えない災害時に
繰り返し使える布ナプキンは、災害時にも役立つそう。
「ニュージーランド在住の私の家族が、現地で震災に遭ったんです。
洗濯がまともにできず下着もなかなか洗えない環境で、少ない水でサッと手洗いでき、しかもすぐ乾く布ナプキンが重宝したそう。下着の代わりに交換ができてすごく助かったと言ってました」
「災害グッズの一つとして布ナプキンを用意しておくと、生理用品が買えなくなった時はもちろん、下着やタオル、止血がわりにも使えますし、ゴミが捨てられない状況でも燃やすことができます。燃やす時に有害物質がでない点も、なにかと安心。
一つ選ぶとしたら、日中の量の少ない時から多い時までカバーする『デイタイムセット』がおすすめです」
オーガニックコットンでつくられたPLOの布ナプキンは、干したてのお布団のようにふわふわ。
生理の時だけでなく、更年期やご病気の時、災害時など心と身体が弱っているときに優しく寄り添ってくれます。
ご自分のために、これから生理を迎えるお子様にも。憂鬱さを和らげてくれる安らぎの肌触りはいかがでしょうか。
カテゴリ:エンベロープウェルビーイング