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24.05.07
《予告》今年も、エンベロープのかご展がはじまります
5月10日(金)15:00より、エンベロープのかご展を開催します。今年は「暮らしを編む」をテーマに、みなさまの暮らしに馴染み、生活をより豊かにしてくれるかご集めました。予告編として、ご紹介する作家さんや新作をひと足お先にお見せします。
開催期間
2024年5月10日(金)15:00~5月22日(水)10:00
■文化や伝統を大切に、いまの暮らしをつくっていく
エンベロープ初夏の恒例となったかご展。今年のテーマは「暮らしを編む」。
昔から伝わる文化や伝統を大切に残しながら、いまの暮らしに合わせたスタイルをつくりだしていく。そんな風に後世に受け継がれてほしい、たくさんのかごを集めました。
あけびや山ぶどう、竹や白樺、い草などたくさんの素材。それぞれの土地や生活に合った方法でつくられてきたかごは、今の私たちの暮らしにも取り入れたいものばかりです。
■初登場の素材。日本の風土にあう、い草のかご
エンベロープでは初めてご紹介する素材「い草」。1886年に創業した須浪亨商店の5代目、須浪隆貴さんがつくるかごをご紹介します。
い草は畳などに使われる、和のイメージがある素材。しかし実はどんなシーンにもしっかりと馴染んでくれるんです。
子供時代の夏休みを思い出すような、なんだかほっとする懐かしい香りを感じるのも、い草を使う楽しみのひとつです。
■スウェーデンの伝統を受け継ぐ、白樺のかご
続いては、こちらも初めてご紹介するブランド「SUKOYA」。白樺作家の迫田希久さんが、スウェーデンで学んだ昔の暮らしや技術をもとに制作されています。
用途にとらわれず、自分の暮らしに合わせられるのがかごのいいところ。なにをいれて使おうか、そう考える時間も愛おしいものになりそうです。
■世代を越えて受け継ぎたい、あけび・山ぶどうのかご
あけびと山ぶどうのかごは、青森県弘前市に工房を構える宮本工芸でつくられたかごをご紹介します。職人歴数年の新人から50年の熟練者までのつくり手がかごを編んでいます。
最近では職人の数の減少ともに、環境の変化などに伴う材料の収穫量も減ってしまっているそう。昔から慣れ親しんでいるかごも、どんどん貴重な存在になっていきます。
毎年かご展に出展してくださっている宮本工芸さんですが、今年も新しいかごが登場します。使い込めば使い込むほどに成長していくかごは、世代を越えて大切に受け継がれてほしいものです。
■美しき直線でつくる、竹のかご
かご展には2回目の登場である竹作家、福田真理子さんのつくるtpfcのかご。角物の技術を継承する師匠から学んだ技術で、道具として役に立ちそうな様々な大きさのかごをつくっているといいます。
今年はとてもちいさなかごが登場します。可愛らしく美しい竹かごの使い方は、みなさま次第。生活になじんだら、どんな風に使っているかぜひお聞かせくださいね。
■日常にときめきをもたらす、白樺のかご
最後は、もう一人の白樺作家、吉岡綾子さんのつくる「mori + ayaco yoshioka」の白樺のかご。森や地球とのつながりを感じられるような、やさしさに包まれた作品を制作しています。
そんな吉岡さんの新作は、シンプルでコンパクトなおでかけにぴったりのかご。みているだけでも、うきうきとしてしまいます。
みなさまの暮らしの中にすっとなじんで一緒に育っていく、そんなかごと出合っていただけますように。
《暮らしを編む、エンベロープのかご展》
2024年5月10日(金)15:00~5月22日(水)10:00
カテゴリ:エンベロープ