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25.08.08

《スタッフレポート》眠りをみつめるウェルネスツーリズムのススメ。ISHITAYAの寝具で眠れる「眠音ホテル」に泊まりました

心の休養を旅の目的にしたウェルネスツーリズムがいま広がっているよう。そんな観光トレンドに乗じて、ISHITAYAの寝具が気楽に試せる「眠音ホテル」で宿泊体験してきました。心身の解放にぴったりな眠音ホテルをレポートします。

■満足感ある旅の秘訣は「寝具の肌あたり」にあり。眠音ホテルに行ってきました

21世紀美術館にひがし茶屋街、鈴木大拙館、石川県立図書館……ときめく観光都市、金沢。街の中心にある近江町市場では旬の魚介や地元の加賀野菜が並んでいます。

金沢の味覚を満喫しに訪れたことがある方もいるのではないでしょうか。

▲金沢駅のシンボル鼓門
▲2022年にオープンしたばかりの石川県立図書館

魅力あふれる金沢ですが、今回提案したいのは「休養」をテーマに訪れること。

いま心の休養を旅の目的にしたウェルネスツーリズムやスリープツーリズムが巷で広がっているよう。まさに眠音ホテルはその目的にぴったりで、身体のことを考えたISHITAYAの天然素材の寝具が14部屋すべてに備えられているのです。

今回、寝具店スタッフふたりが金沢駅徒歩8分の眠音ホテルに泊まり、寝心地を体感してきました。その様子をたっぷりとレポートしていきます。

■暮らすように泊まる。アパートメントのような自由さ

ISHITAYAの寝具が試せるホテル。そう聞くと、気になる方も多いのではないでしょうか。

眠音ホテルは金沢駅から徒歩圏内に新築で2020年にオープン。「お客さまに気らくな気持ちで天然素材の寝具に触れて欲しい」そんな想いでスタートしました。

さっそくですが、チェックインを金沢駅東口から徒歩1分のホテル金沢内で済ませ、眠音ホテルにやってきました。

▲眠音ホテル外観。ひっそりと佇み植栽が目を引きます

白い暖簾をくぐって中に入ると、ロビーには真っ青なブルーで描かれたアートがお迎え。眠音ホテルにはスタッフが常駐していないので、エントランスへの入室も暗証番号を押して進んでいく仕組みになっています。

落ち着きのある静かな通路を通ってエレベーターで宿泊階へ。

今回、私たちは馬毛マットレスが設置された「ラグジュアリースイート」に宿泊しました。

▲ラグジュアリースイートのお部屋はこんな感じ。シングルベッドが二台並んでいます
▲やわらかさ、硬さも両方ちょうどいい一人用ソファが鎮座

眠音ホテルではこの部屋に限らず全室が45平米以上のゆったりとした空間で、天然素材の寝具のほかにキッチンや洗濯機まで備えられています。

ホテルというよりも短期で借りるアパートメントのような設備。観光都市という需要もあって、ここに長期で滞在される方も多いのだとか。

▲北陸の地らしく床座がメインのほっと落ち着く空間でした。大人だけでなく子ども連れの宿泊にもよさそう

▲ベッドルームは建具でやんわりと仕切り、ジャパンディを醸し出す洗練された雰囲気

さっそく採用されている寝具をチェック。馬毛マットレスの下には、馬毛をいかすブナのウッドスプリングが敷かれています。

▲寝具店スタッフの私たちがいつかは……と恍惚してしまう憧れの仕様です!

馬毛は古くからヨーロッパでは最高峰の天然素材といわれ、すぐれた通気性からソファや椅子などの中材に使われてきた素材。その素材をいかすためにマットレスの最下部はラテックスの足が付き、その上に棒状の木が張られたこの弾力。

下からウッドスプリング、その上に馬毛のマットレス、さらにイングランド産のウールベッドパッドと、より効率的な体圧分散と調湿を行えるようにISHITAYAならではのかたちであるミルフィーユ状に重ねられています。

▲シーツにくるまれた馬毛マットレスとウールベッドパッド

枕はスリーピースピローとウールユニットピローが一つずつ用意してあります。これは選べるということですね。

ウールユニットピローはウールの枕で低めで若干硬めなのですが、ISHITAYAの体圧分散してくれるウールパッド等の敷き寝具にちょうどよくフィットしてくれるもの。

掛け布団は、夏場はカナダ産ワイルドグースダウン掛け布団(300g)、冬場はシルク手引き真綿肌掛けふとんを合わせて掛ける仕様になっていました。

今回訪れたのは5月下旬でこの日はちょっと肌寒さもある頃。リクエストしてシルク手引き真綿肌掛けふとんも用意していただきました(といいながらも、結局真綿は想像以上にあたたかくて眠るタイミングで300gのダウンに変更。この時期は保温性と通気性のバランスのいいダウンの300gがちょうどよかったです)。

ちなみに、眠音ホテルではISHITAYAの寝具を事前に試すことができます。購入を検討しているアイテムがあるとき、あらかじめISHITAYAに問い合わせることで宿泊当日に客室へ用意してもらえる場合があります。

次に洗面室をのぞくと、洗濯機が完備してありました。旅ではこういった配慮が意外と助かるもの。

旅行先から帰った後も大量の洗濯物を洗うことなく、スムーズに日常にもどる。まさに心身ともにリフレッシュな旅です。

▲お部屋にはこんな眠りのメッセージが忍ばせてありました

■観光都市の金沢だからこそ、寝具店としてできること

眠音ホテルはどんな経緯で誕生したのでしょうか。代表の田中さんに質問すると、お買いものに対する本質的な回答が返ってきました。

「気らくに宿泊しながら、説明を受けるわけでもなく自然にISHITAYAの寝具がどんなものか体感できる環境があるといいなと思いました。

たとえば、お買いものするときって、まず最初にどんなものがあるの?私に合うものがあるの?と気になって、その商品が気に入ったら丁寧に接客してもらいたいけど、そうでなければ勝手に見させてもらうみたいな感覚ってありますよね。

観光都市である金沢を拠点に寝具店として何かやるんだったら、お客様に提供できるのはこういった自由に寝具を試してもらえるサービスしかないんじゃないかと考えていました」

気らくに天然素材の寝具に触れられる環境は、伝統の街に息づき、信頼と共に育ってきた老舗ならではの「いいものを知ってほしい」という願いがあったといいます。さらに田中さんは日本のホテルはとくに利益重視が先行し質の良いものがだんだん無くなっていることも危惧します。

「こだわっているように見せていても、だいたいのところはなんちゃってでやっているから、本物ではないものが多いですよね。

私たちがたびたび仕事で行くオーストリアのホテルは、本物の部材で建てられた伝統的な建物か完全にモダンなRCの建物しかない。そういうものに出合うと、日本も伝統的なものづくりを大切にできたらと思いますね」

▲オープンの2020年1月以降はコロナ禍とほぼ重なり厳しい状況を乗り越えてきたそう。現在は寝具のセレクトのみをISHITAYAが担当

この眠音ホテルをどんな方におすすめしたいのか聞きました。

「眠音ホテルは日常を離れて充足したい方におすすめしたいですね。近くにおいしいお店がたくさんあるから。金沢に来られる目的はやっぱり食なんです。

はじめは金沢観光が目的で、そこに金沢の“食”が加わると思います。なかなか予約できない有名店をゆっくりといくつも回る方もいらっしゃいますよ。また眠音ホテルは4ベッドルームや3ベッドルームもありますので家族連れの方も安心して選んでいただけます」

▲武家屋敷の風情が残る長町

■宿泊した寝具店スタッフふたりの感想

最後に眠音ホテルに宿泊した寝具店スタッフによる感想も紹介します。

:スタッフみやした:

「眠音ホテルでの宿泊で印象的だったのは、真綿布団に包まれたときのもちふわ感でした。ホテルの感想が布団に集約されてしまうほど肌あたりがよかったです。肌で感じるものの強烈さ。叶えたいことリストに“冬に真綿布団を使う”が入りました。

宿泊してみて他のホテルと違うと感じたのは、おもてなしというよりも住まう感覚を大事にしていること。気持ちのいい敷き寝具と布団が用意されていることはもちろん心惹き付けるおもてなしなのですが、食器やキッチンも備えられていて自由に存分に金沢を楽しんで欲しいというメッセージを受け取りました。

今回は特に料理はしなかったですが、近江町市場での買い出しや美術館巡り、睡眠にフォーカスする時間は心身ともに充実した滞在になりそうです」

:スタッフわたなべ:

「ベッドフレームも含め、ISHITAYAが提案する基本の寝具のフルセットで1日眠らせてもらうのは、3年前に訪れたgamadan以来。眠ることを目的とした旅を、数か月前からとても楽しみにしていました。

眠りの体験会だけでは決断しきれないことも、1泊してみることでより素材のよさや違いを感じられるのが眠音ホテルの魅力です。以前から気になっていたけれど、自分に必要な寝具は何なのか知りたい方におすすめです。

頭から足先まで包まれるような寝心地のよさは、敷き寝具とベース部分の柔軟性にあると再認識。おかげさまで秒で眠りにつきました。

美味しいものを食べて、心地よい寝具で眠る健やかな金沢旅。次回は家族と訪れてみたいと思います」


いかがでしたでしょうか。眠音ホテルの公式ページでは今回ご紹介したお部屋以外もあらかじめ確認ができます。ぜひチェックしていただき、金沢に訪れる際にはISHITAYAの寝具を試してみてくださいね。

眠音ホテル こだわりの寝具でいい眠りを
https://www.neonhotel.jp/
〒920-0851石川県金沢市笠市町10-6 TEL:076-223-0120

★ISHITAYAブランドページはこちら

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カテゴリ:エンベロープの寝具店, TLB HOME, スタッフレポート

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