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23.01.26

ウェルシュブランケットマーケット、もうすぐオープン

リネンバードがコレクションしてきたウェルシュブランケットを1月29日(月)より販売します。イギリス南西部ウェールズ地方の伝統織物であり、布好きを惹きつけてやまないこのブランケットについて、リネンバードそしてムーリットのバイヤーに聞きました。

■暮らしに根付く、伝統的織物

エンベロープ「ウェルシュブランケットのチェックって淡い色使いですね。イギリスだからタータンチェックのイメージでした」

リネンバードムーリットスタッフ(以下スタッフ)「それはもっと北の方のスコットランドの織物ですね。ウェルシュブランケットがつくられているウェールズはイギリスの南西部にあります。

綾織やワッフル織、今回はないけれど表と裏でネガポジ模様のものもあったり、織り方も何通りかあるんです」

▲コツコツ集めたブランケット。おそらく1950年ごろのものが中心

エンベロープ「ふんわり軽いとは対極の、タフな感じですね。どんな風に使ってますか?」

スタッフ「冬、お布団の上に重ねて掛けています」

エンベロープ「ほどよい重みでよく眠れそう」

スタッフ「羊毛の量が多いからずっしりとしているんですよね。糸の密度がちゃんとあって、昔ながらの感じ」

エンベロープ「ソファにかけたり、くるまってゴロゴロしたり、1枚あると重宝しますね」

スタッフ「イギリスではよく公園などでご飯を食べたりするんですが、古くなったブランケットを敷物に使っているのを時々見かけますよ」

▲ピクニックのおともにも
▲ウェールズの羊毛で織られるブランケット。今でもこんな田園風景を目にします

エンベロープ「ブランケットだけどいろんなサイズがありますね」

スタッフ「織り機の幅が決まっているから、それより大きいのは2枚を継いでるんです。擦切れたところはカットして繋ぎ合わせる場合もあるので、色んなサイズがあるんですよ」

エンベロープ「だから長方形のものだけじゃないんですね」

▲幅広サイズのものは耳と耳を縫いあわせてつくられています

スタッフ「古くなったブランケットは補修をしたり、傷んでいない部分でクッションカバーをつくったりリメイクすることもあります」

エンベロープ「日本で着古した着物をおしめにしたり雑巾にしていたのに似てますね」

▲コレクターが足を運ぶヴィンテージブランケットのショップ
▲スタッフはここで自分用のクッションカバーをお買い物
▲そしてこちらはスタッフ自作のお財布

■古いブランケットならではの風合い

エンベロープ「ウェルシュブランケットの魅力ってどんなところなんでしょう」

スタッフ「こなれた感じ、やさしい感じかな。

ウール自体の硬さはあるけど織物としてのかたさがなくなってくったりしている。『古いブランケットならではのよさ』、それがあるんです」

▲かつてはたくさんの織物工場が存在していたウェールズ。現地にはその歴史を伝えるミュージアムも

スタッフ「毛布の端っこは毛羽が残っているんだけど、中心のほうは使い込んで毛羽も取れていてやわらかな風合いなんです」

エンベロープ「新しいものには出せないテクスチャーですね。愛おしい」

スタッフ「これが耳なんだけど、古い機械でゆっくり織らないとこういう耳はつくれないんです。それはリネンも同じね」

スタッフ「あと、誰かが補修した跡があったりして、そういうところも面白いんですよ」

エンベロープ「今回のためにムーリットでも手を加えていますよね」

スタッフ「かけはぎみたいに、どこを直したかわからないようにするのではなく、オリジナルは残したまま補修しています。

縁がほどけているところはブランケットステッチをしたり、薄くなったり、穴があいたところはダーニングして、次の持ち主の方が愛着を持って使い続けてもらえるように、ビジブルメンディング(目に見える補修)を施しました」

▲黄色の糸はリネンバードの、白い糸は以前からのステッチ。オリジナルや以前の持ち主による補修はそのまま残しています
▲補修したブランケットは手仕事の証としてMW(マニュアルワーク)マークをつけてお届けします

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ウェルシュブランケットマーケットは1月29日(月)15:00よりオープンします。どうぞお楽しみに!

▲マーケットにむけて準備中。大きなブランケットのはしをこんな風にステッチします
▲はぎれでつくったバッグやポーチも販売しますよ!

カテゴリ:リネンバードハバーダッシェリー

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