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23.11.28

《リネンの部屋》コンフィチュールミニをENYOソリアノ綾佳さんに使ってもらいました

一見ふつうのクロスだけれども、暮らしのさまざまなシーンにフィットする「コンフィチュールミニ」。そんなLIBECOの定番アイテムを、フランスルーアンで服づくりをするソリアノ綾佳さんのもとへお届け。「使いごこち、いかがですか?」と聞いてみました。

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■コンフィチュールミニをソリアノさんのもとへ

ENYOのアトリエだよりでは、フランスの日常を惜しみなく綴り、暮らしにやさしい風を届けてくれるソリアノさん。毎年、春になると登場するENYOの服は、手仕事が感じられてとても惹きつけられますよね。

リネンに精通しているソリアノさんだったら、このコンフィチュールミニをどんなふうに使うのだろう。ある日、気になって「感想を教えてもらえませんか」とお願いすると、快く使ってくださいました。

▲2005年からご紹介しているコンフィチュールミニ

そしてすこし経つとソリアノさんから素敵なメッセージが写真付きで届きました。

::はじめて手にした際の印象::

ソリアノさん「キッチンクロスといえば、これ!と誰しもが想像する色柄。それでいてミニサイズの正方形なのが新鮮でした。

かなりしっかり糊付けされているので、たっぷりぬるま湯に漬け置きする必要がありそう。新しくクロスをおろす際、おうちゃくしてそのまま洗濯機で洗うことがありますが、それでは糊が落ちきらないかもしれません」


::洗って乾かしてみると::

ソリアノさん「もともとリネンは綿糸よりも毛羽が多い性質ですが、コンフィチュールミニにも表面をよく見るとやや毛羽が出ていました。それでも他と比べて、これだけ甘撚りの糸で織られた生地なのに、毛羽がない方だと思います。

濡れた状態で強い力が加わると繊維が傷みやすそうなので、洗濯は脱水を短めにしようと思います。洗ってみたら、とっても柔らかで素朴な感じがします。よそ行きの顔ではなく、たくさん働く生活の布というイメージ」

■ソリアノさんならコンフィチュールミニをこんなふうに使う

1.フルーツや野菜、豆腐の水切りに

「サンドウィッチに使う葉野菜は、水洗いしてザルにあけた後、さらにクロスでしっかり水気を拭き取ります。この日はルッコラの水切りに使ってみました」

▲清潔感のある白地も用途に合う

「一回分の葉野菜をパパっと拭くのに便利で、大きすぎないこのミニサイズだからこその使い勝手があるように感じました。水をすぐに吸い取ってくれて、あっという間に乾くので頼もしいです。毛羽が食べものや食器に付くこともなく安心して使えました。

なるべくラップやキッチンペーパーの使い捨てを減らしたいと思い、普段から布で代用できそうなところはそうしています。ちょっとした場面で気負わずに使えるのはミニサイズならではで、洗濯物が増える心配もないからだと思います」

2.テーブルナプキンとして

「ナプキンとして使うなら、特別なお祝いの日よりも、日常の食事に合いそうだと思いました。例えばフランス人が、大好きなステーク&フリットのランチ」

「肉料理なのでレッドを選びました。魚貝を食べる日ならブルーがいいかな。ガレットなどもいいかもしれません。

清潔感があり、シンプルで飽きのこないデザインなのでふだん使いしやすいです。口元についてソースも気兼ねなく拭って」

3.刺繍をするなら

「ブロカントで売られている古い時代のクロスのように、目印に自分のイニシャルを入れたら素敵だなと思ったのですが、あいにく我が家は夫婦で名前の頭文字が同じです。

そこで素朴で牧歌的な印象を受けた生地だったこともあり、森や農場にいる動物たちを4種類刺繍しました」

▲左からリス、ブタ、ロバ、ウサギ

「今日はどれを使おうかと、刺繍をしたことで選ぶのが楽しみになりました。布目が大きいのでクロスステッチがしやすかったです。

クロスステッチをする際は、地の目の縦横を間違えるとモチーフが横長のバランスになってしまいますので気をつけてください。コンフィチュールミニは四方に線の織り柄が入っていますが、より濃い方の線が縦方向です」

写真の通り、濃くみえる方の線を縦にして刺繍するとよいのですね。アドバイスしていただくと憧れだったソリアノさんの刺繍に挑戦したくなってきます。

ご紹介したほかにも、濡らしたクロスを固く絞って塩むすびをする際にも使われたそうです。お米があつあつの状態で握れると、空気が入るからお米のふんわり感が楽しめますよね。

キッチンの中での細やかに仕事するコンフィチュールミニの活躍ぶりを教えてもらいました。ソリアノさん、ありがとうございました!

◆ ENYO ソリアノ綾佳さん ◆ 
日本のアパレル企業でデザイナーとして働いたのち、ある出会いをきっかけにガーナへ。昔ながらの機械と方法でものづくりする現地の光景に感銘を受け、またリネン生地のシャツに特別な思いを抱く。その経験のもとリネン素材の魅力が活きることを考えた服づくりを生業としている。(詳しくはこちら「ものづくりを訪ねて -9 ENYO のリネンウェア」

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カテゴリ:リネンの部屋

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