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18.05.28
《つくり手ファイル》その思いを爪に表現/ネイリスト平山馨さん
6月17日、shedに1日だけのネイルサロンがオープンします。テーマは「ことば」。ネイリストの平山馨さんが、言葉からイメージを膨らませた世界を爪の上に描いてきます。※こちらのイベントは終了しました。
■ネイルは、自由な世界です
「海っぽい感じで、ネイルして欲しい」
「ライブに行くから、そのアーティストのイメージで」
「好きな曲の歌詞をもとにデザインして」
平山さんのサロンには、日々いろんなお客様がやってきます。
話を聞きながら、時にはお客様が好きなアーティストのPVを一緒に観ながら、その人だけのものをつくっていきます。
完成したネイルは、どれも小さなキャンバスに描かれた絵画のよう。一つとして同じものがなく、こんなにも色んな表現ができるんだと驚かされます。
色々と見せてもらいながら、あることに気付きました。どれも短い爪なのに、可愛い!
「私もネイルアートは、爪が長い人がやるものというイメージがあって特に興味はなかったんです。でも結婚式で友人が短い爪にネイルをしていたのがとても素敵で、“短くても楽しめるんだ!”って感動したんです」(平山さん)
そこから、ぽんとネイルの世界に飛び込んだ平山さん。
仕事を辞めて、その友人が通っていたネイルサロンで働きはじめます。
誰かにきれいと思われるためというよりは、自分が見て楽しめるネイルを大切にしたそのサロンで3年ほどの月日を過ごし、現在は自身のショートネイルサロンを営んでいます。
■ネイルをきっかけに人とつながる
好きな本や映画、演劇、アーティスト…
ネイルの施術はその人の好きなデザインだけでなく、好きなものや心模様からもイメージを膨らませて爪の上に表現していきます。
「好きなものが自分のそばにあったら楽しいし、会話のきっかけにもなるかなって。爪は、自分の好きなものを紹介できる身近なツールだと思ってます」
■夢二の言葉に思いを馳せて
shedでのネイルサロンでは、言葉をテーマにインスピレーションを得てネイルに落とし込んでいきます。
6月のために選んだのは、こちらの言葉。竹久夢二のエッセイ「秘密」からの一節です。
「ベースとなるテーマは共通ですが、お花が好きな人は花を多めにしたり、可愛くなりすぎない方がいい人には幾何学模様を中心にしたりと、お話をしながらその人らしいものができたらと思っています」
当日は、ネイルとともに和菓子職人長沼輪多さんの生菓子もお楽しみいただけます。
お菓子も、秘密の一節をもとに創作してもらいました。
夢二の言葉を媒介に、二人がつくりだすひととき。梅雨時期のshedで堪能してください。
※イベントは終了しました。
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