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23.05.10
《予告》「飾って持って収納して ―エンベロープのかごマルシェ」はじまります
初夏の風が頬をなでる、心地よい季節がやってきました。これからの時季、お出かけにも、インテリアにも趣を添えてくれるのが、天然素材のかごですよね。エンベロープでは5月11日(木)から、たくさんのかごを集めた「かごマルシェ」を開催します。個性豊かなかごの世界をぜひお楽しみください。
開催期間
2023年5月11日(木)15:00~5月24日(水)10:00
■旅先で出合う、マルシェのような心弾む場に
旅先で街歩きをしていると、広場や開けた場所で偶然マルシェに出合うことがあります。その土地ならではの手仕事品が所狭しと並べられた空間でのお買いものは、心が弾む楽しいひとときです。
そんな場をオンライン上でも設けることができたらと思い、開催が決まった「かごマルシェ」。あけび、山ぶどう、竹、籐、白樺……素材もさまざま、個性豊かなかごが集まりました。
今年は、バッグだけでなくインテリアに活躍するアイテムも充実しています。ここからは、今回のかごマルシェに参加するつくり手をご紹介します。
■青森の職人たちが編み上げる、あけび蔓・山ぶどう皮のかご
編み技が多く、美しく丈夫なかごの代表格といわれるあけび蔓と山ぶどう皮のかご。昭和22年の創業以来青森県でかごづくりをつづける宮本工芸のかごは、津軽地方に伝わる蔓細工の技を用いて「使い込むほどに艶が出るように」と、素材を引き立たせる手仕事があります。
一生ものとして、何代にも渡って受け継いでほしいかご。今回はベルギーリネンのブランドLIBECOの生地を裏生地に使った、特別な山ぶどうかごも登場します。
■別府竹細工の手法で角物をつくる、竹のかご
続いてご紹介するのは、大分で竹かごを編む、tpfc 福田真理子さんによるかご。その場の空気を清らかにさせるような、すっと角の立った美しいフォルムが特長です。
明るく上品な白竹を使い、縦に横にリズムよく編まれた目はモダンな印象もあります。家のいろいろなところに風合いを添え、またピクニックなどお出かけにも連れていきたい、絵になるかごです。
■自然豊かな地で編まれる、籐のかご
どこか懐かしく、空間に添えれば柔らかな印象をもたらすラタンのかご。北海道札幌市、自然豊かな地にて主に籐をつかったかごを編む kuroshiro works の作品は、そんな柔らかでやさしい、籐の魅力をたっぷりと感じさせてくれます。
使い勝手のよいコースターやポットマットのほか、ミラーやコンポートといったすこし珍しいアイテムもご紹介します。
■絵画を描くようにかごを編む
天然の素材の持つ持ち味を生かすよう、素材と対話をしながらのびやかな曲線でつくられるitashioriのかご。つくり手のいたさんは絵に携わる仕事を経て、かごを編むようになりました。
絵を描く感覚で編まれたかごは、伝統的な技法を用いながらも自由な線を描き他にはない存在感があります。
のびやかな線で編まれるかご本体はもちろんのこと、籐と籐以外のパーツとの洗練されたコンビネーションも魅力。素材の野趣を感じながらも、都会的な雰囲気に仕上がっています。
■森とつながる、白樺のかご
最後にご紹介するのは、北海道の地で白樺のかごをつくるmori+ayaco yohioka。レザーのようにしっかりと編まれた白樺かごは、時間の経過をゆっくりと感じさせ、日常の一つひとつを丁寧に大切にしたくなるようなやさしい空気をまとっています。
インテリアにもお出かけにも素敵なワンハンドルバッグと、クラッチをご紹介します。しなやかでしっとりとした感触で、触れれば森の中の静寂を感じさせるような、穏やかな白樺のかごです。
開催期間中には、つくり手のよみものなども随時公開予定です。マルシェを歩くように、楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひお楽しみに。
カテゴリ:エンベロープ