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15.09.11
飾る chikuni+OZAWA Mayumi
「飾る」をテーマにSHEDで展示会を開催したchikuniさんと小澤真弓さん。展示会は終了しましたがエンベロープではひきつづき作品をご紹介しています。作品について、飾るということについてお二人に聞きました。
エンベロープ:慣れていない人にとって、飾ることは
難しいものですが、何かヒントがありましたら教えてください。
小澤:何でもいいと思います。好きなものを好きな場所に。
置いたり、吊るしたり、重ねたり。
私は本や植物、絵などを飾っています。
植物をモチーフにすることも多いので、
描きたくなるかたちを選んでいます。
chikuni:例えばドライフラワーがあったら空き瓶に生けてみるとか、
誰かの真似ではなくとにかく自分で何かを飾ることから
はじめてみるといいと思います。
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とある展示会で意気投合したchikuniさんと小澤さん。色々話していく中で今回の展示が決定、テーマも自然に決まったそうです。
エンベロープ:展示会ではどのように飾っていったのですか。
chkuni:小澤さんの絵を際立たせるように、
余白をつくりつつ飾っていきました。
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SHEDでの展示風景。昔からそこにあるかのように、二人の作品が空間になじんでいました。
エンベロープ:作品について教えてください。
chikuniさんのpaper in the airや
book on the wallはどんなきっかけで生まれたものなんですか。
chikuni:昔から美術書や雑誌の好きなページを飾っていたのですが、
絵画のように飾れたらと思ってつくりました。
もし何もないところに飾るのが難しければ、
こうしたツールを使って日常的なものを飾ってもいいのでは。
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絵は必ずしも額に入れなくてもいいんだと気づかせてくれるchikuniさんの作品。
エンベロープ:小澤さんの絵はchikuniさんの作品や、
アトリエにあったものを描きおろされたのですよね。
描くもののテーマはどのように選んでいるのですか。
小澤:その場所で、その人としか出来ないことを考えてテーマを決めます。
エンベロープ:コーヒーを画材に使った作品もありましたね。
小澤:描いていて驚きやわくわくした気持ちがほしいので、
仕上がりがコントロールしきれない画材が好きなんです。
そんな中で珈琲の滲みを見つけ、面白そうだなと思い試しはじめました。
珈琲は豆の種類によっても色が違いますし、紙に載せる量や紙の厚さ、
荒さ等で滲みの表情は変わり、飽きない画材です。
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絵描きでありイラストレーターである小澤真弓さん。
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今回のために二人で制作した作品も。
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少しずつ家のことに気持ちが向かう秋。
好きな絵やきれいだなと思ったものを
難しく考えずに飾ってみるだけで
お部屋に新鮮な空気が取り入れられるものなのかも…
お二人の話を聞いて思いました。
chikuniさんは11月15日から淀屋橋コホロにて、
小澤さんは9月26日からgallery&books circleで
個展を開催予定です。
どうぞ足をお運びください。
カテゴリ:コホロ
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