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22.02.16

《みんな何を聴いてるの?》3人のスタッフの「耳で楽しむ暮らし」

エンベロープで ラジオスピーカーの取り扱いがはじまりました。心地いいBGMやパーソナリティの楽しいおしゃべりを聴いていると、なんだか元気が出ますよね。今回は3人のスタッフに音楽やpodcastなど「耳で楽しむ」をテーマに聞きました。それぞれの楽しみ方をご紹介します。

編み物はバッハの「Goldberg Variations」を聴きながら/ムーリット・ハバーダッシェリー店長よねだ

まずは、ムーリットとハバーダッシェリーの店長よねだ。オフィスでは、イヤホンをつけてサンプル用の編み物をする姿を目にすることがありますが、休日も音楽とともに過ごしているそうです。

「家ではあちらこちら移動しながら家事をするので、どこにいても聴こえるように比較的大きな音量でかけておきます。車で出かけるときもiPhoneを繋いで聴いていますね。

もちろん編み物をしているときも。カフェなどほかの人がいる場所で編むこともあるのですが、そんな時はイヤホンを付けています」

「編み物をしているときは、ほぼほぼバッハです。

おすすめはやっぱり『Goldberg Variations』。とても大勢の演奏家が録音しているので、いろんな人の演奏で延々と聞くことが多いです。そうしているうちに自分の好みがわかってくるんです。そこから好きな人のほかの演奏も聴くようになったりして、世界が広がりますよ。

バッハだと『French Suite』など練習曲ぽいものも編み物のおともにおすすめです」

「エモーショナルなものが聴きたくなったらラフマニノフやベートーベンなどのピアノコンチェルトを。ラフマニノフなら協奏曲の2番が好きです。

たまに昔好きだった古いアメリカのロックやファンクをかけることも。そんなときはThe Tower of powerやBuffalo Springfield、The Bandを聴いてます」

お菓子づくりにはチェリストの演奏などその日の気分で/カフェ部門プロデューサーつるみ

つづいて、カフェリゼッタやフラベドなどカフェ部門のプロデュースを手掛けるつるみ。

以前厨房が二子玉川にあったころ、つるみを訪ねるとFMラジオが流れていることもあれば、なぜこんなに渋い曲を知っているんだろう?と思うようなCDが掛かっていることもあって(当時20代だったはず)、幅広く聴いているイメージです。

「朝起きてから身支度をする間、電車などの移動時、夕飯を拵え食事をとる間なども音楽を聴いています。

最新の音楽を思う存分聴けて便利なので、主にApple MusicやSpotifyなどのサブスクを利用していますが、レコードを流しているお店に行くと、音楽を記憶した円盤と、それを再生するターンテーブルのダイアモンドを介してスピーカーから音が流れるというプロセスが目に見えて、気持ちのよいものだなと思います」

選曲はその時の気分によって様々ですが、チェロの音が好きなので、お菓子をつくるときにはヤーノシュ•シュタルケルや、ジャクリーヌ•デュプレをよく聴いています。気分をあげたいときは友人がつくってくれた、インディーズミュージックのプレイリストをかけることも」

「podcastやラジオも聴きます。よく聴くpodcastは、3人のパーソナリティが目隠しをして会話をする『KNS目隠しラジオ』や、言葉の面白さや奥深さを教えてくれる『ゆる言語学ラジオ』、フードエッセイスト・平野紗季子さんによる『味な副音声〜voice of food〜』。

FM局だと、厨房でJ-WAVEが流れているので家でも自然とチャンネルを合わせることが多いです。10代の頃から聴いていたからか、思わずジングルを口ずさんでしまうくらい親しみがあるんです」

韓国のポップミュージックとpodcastは欠かせません/エンベロープスタッフいしかわ

大学では音楽サークルに所属していたスタッフいしかわ。自宅にはホームシアター用を兼ねた2.1chスピーカーシステムを設置し、充実した音楽ライフを送っています。

「数年前から韓国のポップミュージックにはまり、プレイリストをつくって聴いています。BTSをはじめとしたアイドルから、John OFA RheeやHYUKOH、DPR LIVEなどの曲も。Spotify公式の『In The K-indie』も新しい出合いを求めてよく聴きます」

「podcastだと必ず聴くのが『OVER THE SUN』。パーソナリティ2人のおしゃべりに笑ったり涙を浮かべたりしながら聞いています。番組名でもある『おばさん』からネガティブな視点を排除して、本来の意味である中年女性の親しみやすい呼称として再定義しているのも爽快です」

「歴史といえば学生時代は毎回赤点だったのに、大人になるとこんなに楽しめるのか!と思いながら聴いているのが『歴史を面白く学ぶコテンラジオ』。俯瞰しながら体系的に教えてくれるというより当時そこにいる人の視点で語ってくれるので臨場感があります。

テーマも吉田松陰、スパルタ、コミュニケーション史と多様。今やっている資本主義からのマルクス・エンゲルスのお話も楽しいです」

***

3人3様の音のある暮らしの楽しみ方はいかがでしたか。いつも同じ曲や番組を聴いていてマンネリになってしまった時、しばらく音楽から遠ざかっていて何を聴いていいかわからないという時、新たな好きの発見につながったらうれしいです。

カテゴリ:エンベロープ

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