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25.01.30
《スタッフ買い物帖》お財布を失くしても、またこれを買いたい。ゆるやかな経年変化でプロダクトのようなSTUDIO LA CAUSEの革製品
私たちが愛用するアイテムをご紹介する「スタッフ買い物帖」。今回ご紹介するのは、STUDIO LA CAUSEのレザーアイテム。スタッフみやしたが、誰にも褒められなくても大のお気に入りと話す、内縫いフラップマルチパースについて語ります。
■受注会とは違う時期に公式サイトで……
あの人もこの人も……と、まわりのスタッフも使っている内縫いフラップマルチパース。私も、もうこの財布が定番で使用歴は2年以上経っていますが、買う前は自分の暮らしにフィットするか慎重な気持ちでした。
そんな感じだったので、受注会ではなく月日が経ってから公式サイトから購入。

ほんとうに買ってよかった、と大のお気に入りです。その理由をざっくりといえば「経年劣化しないところ」「つくりのよさ」「革の肌触り」でしょうか。

実際に使いはじめて、どうよかったのかこの場を借りてたっぷりと語りたいと思います。
■経年変化がゆるやかで、プロダクトのような革製品
まずSTUDIO LA CAUSEの特徴は、ロングライフな革選びとかたち、縫製のよさだと捉えています。2年以上使っているのですが、革はちょっと艶が出てきたかな、いや、そうでもないかな?と思うほど、あまり変化がないのです。長年使っていても古びた感じがしません。

いうならば、プロダクトのような革製品。焼き物で例えるなら、波佐見焼や美濃焼などでプロダクトデザイナーが参画したスマートで味があって使いやすいかたちのプロダクトってありますよね。
そんなふうに風合いもありながらミニマム、経年変化がゆるやかなプロダクトのような革製品だと感じます。



こんなふうに饒舌になるのは、実用部分の頼りがいと、手に収まったときの触感のせいでもあるのでしょう。マチの深い鞄に入れた時、手を伸ばして財布に触れようとするときの、触れた感じも好きです。肌触りのよさからすぐにみつけられるんです。
■シンプルでありながら工夫のある、興味深いつくり
私が特に好きなのは、このマルチパースのお尻の部分。

買った当初、優秀さをたらしめているのはどこの部分だろうと思いながら、このお尻部分だろうと思い、眺めていました。洗練されたこのプロダクトの魅力は、このふたつの袋を繋げたことやサイズ感のウエイトが大きいと思います。

ふたつの部屋(小銭入れとカード入れ)の側面をくっつけることで、さりげなく小さな部屋が生まれます。そこは切手を入れたり、取れてしまったボタンや外したくなったリングを入れるのに便利な場所です。

そして、ふたつの部屋のひとつ(カード入れとなるところ)には、少し厚めの間仕切りが一枚設置されています。この布がカードの整理に意外と役立ちます。

私は、仕切りを使って手前部分にクレジットカードや交通ICカードを入れ、それより奥にはカードを15枚ほど(分厚めのカードは8枚ほど、紙のカードは7枚)収納。半分に折ったお札も入れるので、見た目はぷっくらしていますが、問題なく使えています。

必要な箇所に、必要な布を存在させるだけのシンプルな構造で、こんなにたくさんのカードやお金が収納できるって素直に感動。

手に触れた時の感触と、経年劣化しにくい革のよさから、今はふたつめとして鞄を狙っているところ。メイドインジャパンらしい息の長いプロダクトに出合えました。

カテゴリ:スタッフ買い物帖
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