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vol.10 80年以上続く技術を現代に受け継ぐ長靴「Daiichi Rubber」
ものの先をたどると、そこにはつくる人がいます。
「木曜日のエッセイ」はものをつくる人とみなさまをつなぐ、おたより。
エンベロープでご紹介している作家やブランドに焦点をあて、スタッフが思い入れとともにご紹介します。
第10回目は80年以上続く技術を現代に受け継ぐ長靴「Daiichi Rubber」です。
はるばる北海道・小樽の長靴工場を訪ねたのは4年前の夏。自然光を大胆に取り入れて風の通る工場は、真夏でもクーラーなしで涼やかだったのが印象に残っています。
大きな工場でつくられるものって、ピッとボタンを押すと機械が勝手に製品をつくってくれる……みたいなイメージがありませんか。
残念ながら、ゴム長靴はそう簡単にはいかないようです。ひとつひとつ手仕事によって長靴をつくる熟練の職人の後ろ姿は、小さな規模でものづくりをする作家や職人と変わりませんでした。
そうやってつくられた「Daiichi Rubber」の長靴の自慢は、この靴底。雪国を快適に過ごすために培った技術をいかしているため、とても丈夫なのです。
この美しい長靴がエンベロープを介して誰かの元へ届いて、暮らしのなかの頼りになる一足になってくれたらなと思います。
(エンベロープスタッフいしかわ)
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