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ものの先をたどると、そこにはつくる人がいます。「木曜日のエッセイ」はものをつくる人とみなさまをつなぐ、おたより。エンベロープでご紹介している作家やブランドに焦点をあて、スタッフが思い入れとともにご紹介します。
vol.24 糸島の芸術村から。木の表情に引き込まれる「工房雲」の削り箸
第24回目は、糸島の芸術村から。木の表情に引き込まれる「工房雲」の削り箸です。
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細長い形状の箸なのに、やわらかな木の存在まで感じさせてくれる「工房雲の削り箸」。木の表情が浮かび上がるようにかたちづくられ、それでいて実用的でもあるので職人の技を感じずにいられません。
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木工作家の小野寺幸裕さんは「雲のように自由自在に。そして、ひとつの器や道具から楽しい食卓が広がるように」そんな思いで、料理にまつわる道具を中心につくります。
地元九州や、タイミングによっては別の産地の材を使いながら、思い切って木の節もみせます。仕上げはウレタンニスを塗り、気軽に使えることを重視しているそうです。
工房は福岡県糸島市の山奥にある芸術村。陶芸家、布作家、木工作家……と工房が並びます。
先日、東京での催事でお会いしたとき、作品づくりに追われる日も多いそうですが、「夜に近隣の工房の灯りをみると、同じように山場なのかなと思うんだよねぇ」と、爽やかに笑った様子が印象に残りました。
(エンベロープスタッフみやした)
◆ pick up item ◆
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木の削り箸 ヒノキ
ヒノキの白く清潔感がある色味は、おおらかな民藝のうつわともよく合います。針葉樹のヒノキはできるだけ軽い箸を持ちたい方にもぴったりです。
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木の削り箸 アカガシ
木の力強さも感じられるアカガシ。リズムを刻むように削られた箸は、手や指の触覚にとてもなじみ、フィットします。ねじり箸のような持ちやすさがあります。
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木の削り箸 サクラ
ほんのり赤い色味が上品な印象のサクラ。目が詰まった材質で硬め。どれも一本ずつ手で削ってつくられ、木目や色味はひとつひとつ異なります
カテゴリ:木曜日のエッセイ, エンベロープフードホール
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