イベント・ニュースや読みもの note
ものの先をたどると、そこにはつくる人がいます。「木曜日のエッセイ」はものをつくる人とみなさまをつなぐ、おたより。エンベロープでご紹介している作家やブランドに焦点をあて、スタッフが思い入れとともにご紹介します。
vol.28 日常着として楽しみながらほんの少し背筋が伸びる、uryyaのシルクウエア
第28回目は、日常着として楽しみながらほんの少し背筋が伸びる、シルクウエアブランドuryyaについてです。
私たちは365日、衣服を纏って生活をしています。だからこそ、その素材がいかに自分にとって心地よいものであるかを考えることは、健やかに生きる上で大切なのかもしれません。
「日常をほんの少し快適に過ごせたらという思いと、その時々に感じた直感を大事に製作に反映させています」とuryyaデザイナーの野澤さんが語る通り、シルクは身体に心地よい天然素材のひとつ。その中でもuryyaのつくる服は、特別な日にだけに着るものではなく、日常の中にすっと溶け込みます。
その理由のひとつが、手織りシルクの控えめな光沢。艶感のある素材は場合によってはパーティーに繰り出しそうな装いになってしまいますが、何でもない日でも浮いてしまうことはありません。また、ほかの天然素材と組み合わせるとほどよく上質感をプラスしてくれます。
そしてもうひとつの理由が、形。締めつけず、ゆるすぎず、普段着にするのにちょうどいいバランスなのです。定番アイテムは小さなリデザインを繰り返しているそうで、着心地は日々アップデートされています。
(エンベロープスタッフいしかわ)
◆ pick up item ◆
ドローイングスカーフ
展示会で出合ったとき、羽織りにしたり頭に巻いたり巻きスカートのようにしたり、何て便利!とお取り扱いをすぐに決めました。縫い付けられた紐のおかげで、様々なアレンジが楽しめます。
カシュクールドレス
こちらの記事 に載っていたコーディネート中で、特にこの写真の組み合わせがお気に入り。これがきっかけで、カシュクールドレスが欲しいものリストに仲間入りしました。
シルクカフタントップス
今の時期はウールのタートルネックと合わせて、夏は1枚でさらりと。女性らしさを引き出すふんわりしたシルエットに、首の適度な開き、ほんの少し手首が見える袖丈、華奢なフリンジ紐などディティールに美しく魅せるための工夫が散りばめられています。