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17.03.02
ヴィンテージ家具の魅力「メンテナンスと梱包」
リネンバードホームでは2014年からヴィンテージ家具を取り扱っています。昔使っていた人たちがどんな生活を送っていたのか思いを馳せ、“生活にとけこむ”をキーワードに家具をセレクト。その良さをより多くの方にお伝えできたらと、コラム「ヴィンテージ家具の魅力」をお届けします。今回はメンテナンスと梱包についてーー
ひとつひとつに向き合ってメンテナンス
ご注文いただいた家具は、すべてメンテナンスをしてお客さまのもとへお届けしています。一点一点、家具の状態にあわせて「しっかり丁寧に!」が合言葉。
古い家具は、脚にぐらつきがあったり、パーツがなかったり、傾いていたり。さまざまな状態のまま買い付けをするので、解体する、組み立てる、塗装する、壊れたところを補修する、足りないパーツをつくり直す…など、メンテナンスの行程に伴う作業は数えきれないほどあります。
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▲サロンチェアを補修しているところ。解体したあと、接合部をクリーニングして組みなおします
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▲脚のバランスチェックと、木ダボのタッチアップをしたあとにワックスをかけて仕上げます
安心して受け継いでもらうために
長い年月を経て今もなお使われているヴィンテージ家具の多くは一点もの。そのため傷つけたり壊したりしないよう細心の注意を払いつつ、ストレスなく使っていただけるよう補修しています。大切に使われてきた古い家具が、お客さまに喜んでいただけるレベルまで“よみがえった”ときは嬉しさもひとしおです。
メンテナンス道具は、鉋(かんな)や鑿(のみ)などの大工道具から刷毛、サンドペーパー、養生シートまで、どの道具も必要不可欠なものばかり。工程によって使い分けます。→
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▲アーコールチェアのグラ直しをしているところ。楔(くさび)を新しく製作して
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▲脚の切り込みに打ち込みます
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▲座面から出た部分をノコギリで切ったあと、ツキノミで慎重にならします。
梱包してお届けへ
スツールやショーケースなどの小さな家具からダイニングテーブル、キャビネットなど大きな家具まで、配送中に中で動かないように正確な寸法の箱を作り、梱包材のあとがつかないように梱包します。ガラス扉のものはベニヤ板などを併用して厳重さも忘れません。もちろん遠方へのお届けもできます。
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▲エアパッキンで丁寧に梱包して
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▲サイズに合わせた段ボールにしっかりとおさめます
お届けはヤマト運輸のらくらく家財便を利用しますが、都内近郊は自社便でうかがうこともあります。じかにお客さまのお宅へお届けすると、家具やインテリアの話に花が咲いて、それもまた楽しいひとときなんですよ。
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