スタッフこぼれ話

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野生の花たち

涼しかった7月の中頃。二子玉川shedの展示「fleurs sauvages et utopiano 二人展・野生の花たち」 でお世話になった作家さんが住む、北海道の洞爺湖に行ってきました。

湖を背に少し山奥へ進むと、木々に囲まれた秘密の場所のようにひっそりと、fleurs sauvages 國井ミアキさんのお家があります。
手入れされたお庭と自生する植物が境なく広がり、その先には湖が見えます。

そんな景色を眺めながら、ミアキさんの子どもたちの案内でベリーを摘むことに。 「これは食べられるお花だよ」「蜜がおいしいから吸ってみて」「黄色のラズベリーもあるよ」と、ひとつひとつ手にとって渡してくれます。

▲エンベロープのラッピングに描かれているグーズベリー。宝石のようでした

かわいいお花を集めてブーケにしたり、つぶれたラズベリーをくちびるに塗ってリップにしたり…。
目の前の自然でどんどん楽しみを広げていく子どもたちを見て、その発想の豊かさに驚くばかりでした。

▲たくさん集めたお花とベリー。ケーキに飾って食べました

次の日、朝食に招いてもらってふたたびミアキさんのお家へ行くと、今朝みんなで摘んだというお花を飾って夢のようなピクニックを用意してくれていました。

▲家の前のベリーや梅でつくったシロップ。ベリーとハーブを入れたグラスに注ぎます

「ここにお花を散らしてみたらかわいいかも」「ベリーをグラスに入れよう!」と、子どもたちのアイディアでできあがったという華やかなテーブル。
“一緒に楽しみたい”“一緒に喜びたい”という純粋な気持ちに感動してしまいました。

食後はみんなで風のようにダンス。私も誘われてちょっとだけ…褒められて嬉しかったです。(下手でも、ぜったいに褒めてくれるのです)

洞爺湖の自然と人の心の豊かさに触れた、かけがえのない時間でした。