スタッフこぼれ話

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週末映画プロジェクト

昨年から、映画館が廃業する……というニュースを見るたびに心がやきもきする日々。

NetflixやPrime video、Disney+…とサブスクリプションサービスに常時2-3つ加入している生活なので、毎日映画やドラマは見るものの、ふと気付けば映画館からは少し足が遠のいていました。

そこで、この夏は旅行も帰省もできないですし、応援の気持ちを込めて毎週末映画館に足を運んでみるひとりプロジェクトをはじめてみることに。7月・8月は、時には1日に映画館を2件梯子しながら、10本強観ました。その中で唯一パンフレットを買ったのが、『映画:フィッシュマンズ』でした。

私はフィッシュマンズは世代ではないのですが、学生時代によく聴いた音楽なので青春が詰まっているバンド。期待も大きくて、良いスピーカーを設置している映画館まで足を運びました。

時系列順に淡々と起こったこととその裏側を描いていく構成でしたが、当時の切迫した空気感を感じつつ、大画面・大音響でライブ会場にいるような体験をできただけで満足。

さまざまな曲が登場するたびに、その曲を聴いていた学生時代の記憶がぱっと思い出されて、なんだか居たたまれなくなるのもまた楽しいひとときでした。

他にも、ラテン音楽とラップのミュージカル『イン・ザ・ハイツ』や、潜在的な女性蔑視社会への復讐劇『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、見終わった後に興奮冷めやらぬままつい誰かにおすすめしたくなる作品でした。

映画館で映画鑑賞をする時の没入感は、何にも代えがたいものがあるなと感じます。エンドロールを見ながらぼうっとした頭の中が少しずつ現実に戻される感覚も、なんだか心地よいもの。

秋もまだまだ気になる作品がたくさん。いつまで続くか分かりませんが、引き続き映画館通いをするつもりです。