2022.3.06
我が家のお雛様
今年も桃の節句にお雛様を飾りました。
ふと視界に入るたびに、このお雛様に出合えてよかったなぁ、と思うほど気に入っています。
2年前、娘のお雛様を探している時に気になった、かわいらしい木彫りのお雛様の画像。それは私の出身地、奈良県の伝統工芸「一刀彫り」でつくられたお雛様でした。
いつでも販売しているものでもなさそうだし、実物を見たい!と思っていた所、タイミングよく東京で一刀彫りのお雛様の展示会がある事を知り、そこで初めて実物を見る事ができました。
そこで実際に目にしたお雛様は想像していたよりもずっとやわらかく、やさしい印象の佇まい。サイズもいろいろ、ひな壇もあれば、立ち雛もありました。その中で選んだのは、女性の彫り師さんが作ったひな壇でした。
我が家の飾るスペースに無理なく納まる5段飾りのお雛様は、ちょこん、となんともかわいらしい存在感。思わず触りたくなる、木のやわらかい雰囲気を生かした彩色の程よい華やかさ。
こんなに小さいお雛様なのに、サイズ感を感じさせないような彫り師さんの丁寧な手仕事の美しさに感動します。
奈良県に住んでいたら惹かれなかったかもしれない伝統工芸、一刀彫りのお雛様。これからもずっと大切にしていきたい我が家のお雛様です。