スタッフこぼれ話

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夏の景色の記憶

子どもも2歳を過ぎ、いろいろと気遣う赤ちゃん期を越えたので、最近は田舎を旅行したり帰省したりが多くなりました。つい先日は夫の実家の富山へ行ってきました。

久しぶりに触れる自然の風景は、なんとも懐かしく、豊かで。感じていなかった身体の緊張がふわ〜とほぐれるような心地よさを感じました。子どもはといえば、ほぼ初めて触れる海に最初は緊張していたものの、最後は服がびしょ濡れになるほど楽しんでいました。

▲訪れた富山の海

自分が子どものころはごく身近にあったようにおもう山や川、瞳いっぱいに広がる緑。自然豊かな田舎育ちなわけではなく関東近郊の都市で育った私ですが、改めて思えば私の中にある「夏の景色」は、幼いころの夏休みの大半を過ごした祖父母の家のある山形の光景で。それが自分の夏のイメージとしてインプットされているようでした。

田舎では家にいても、開け放した縁側や勝手口から自然と風が抜け、虫の声が聞こえ、育てた野菜が毎日食卓に出て、外に出れば一面の田んぼや山々があって。

自然が当たり前にとなりにあるような、東京のマンション暮らしとは違う自然との繋がり方をしていた気がします。

そんな実体験から、田舎に住んでいなくとも、自然との触れ合いを重ねていくことでその光景も自分のものとして記憶に残していけるんだなと思うと、たくさんこういう景色を見せて、その中で長い時間を過ごすという経験もさせてあげたいなと思うのでした。

今年の夏はひさしぶりに山形へ行くつもりです。