スタッフこぼれ話

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吹きガラスに挑戦

子供と一緒にいろいろな体験に出かけています。今回は吹きガラスで一輪挿しとコップづくりに挑戦してみました。

つくっている間、窯からは熱い風が吹き付けます。ガラスのついた筒は常に回していなければならず、スタッフの方の指示についていくので精一杯。刻々と変わるガラスの硬さに焦り、作業はあっという間に終わった気がします。

▲つくっている間、何度もガラスを炉に出し入れしていました

意外だったのはガラスに空気を吹き込むときも、回しながら手で形をつくっていくときも、そうっとやさしくすること。力を入れすぎずやさしくやさしく形づくっていくんです。

▲濡れた新聞紙で側面の形を整えているところ

窯から取り出したばかりのガラスは赤くていかにもやわらかくとろけそうですが、少し冷めて赤みが引いたガラスは硬そうにみえるのに実際は思ったよりもやわらかくて。つい力が入ってしまい「力を抜いて!」と指示が入りつつ、なんとか形ができました。

その後は、1日かけて少しずつ熱を冷ましていくそう。作品は後日郵送してもらいました。

▲ぽってりした仕上がり

あたりまえですが、一度の体験では力加減やタイミングなどがまったくつかめませんでした。できあがりはいかにも初心者がつくった形で、ちょっと悔しい。

何度くり返せば思ったかたちをつくれるのでしょうか。あらためて作家さんや職人さんの作品の裏には、地道な積み重ねがあることを実感した体験でした。