フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
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2019.4.22
春の納品が終わり次の納期まで少し余裕ができ、暇をみては家の物をつくっています。
随分前から夫のバックの中でぐちゃっと丸まっている充電器が
ずっと気になっていたので、まずはポーチをつくることにしました。
▲封筒型にマチを入れ、キルト芯を挟んで少しクッション性を持たせました。プニっとした手触りのポーチです
材料はキルト芯、裏布、表布、マジックテープ(縫製タイプ)です。
※私は家にあるキルト芯を使ったので厚手ですが、薄手がおすすめです。
(1)まずはパターン作成から。
入れる物が決まっているときは、物に当てながら紙を折って形にし、
付属品を付ける位置などを書き込んでおくと間違えずに作業ができます。
▲画像右側が完成品、左側は紙を折りながらつくったパターンです
(2)作成したパターンに1cmの縫い代をつけ、キルト芯と生地を同サイズにカットします。
▲この時、表布にマチの折山をしておくと後に目安になります( 写真はパターンの裏面が見えています)
(3)キルト芯→裏布→表布(布は中表に重ねる)の順に重ね、
返し口を空けて1cm巾で周りをぐるっと縫います。
▲カットしておくと表に返したとき縫い代がゴロつきません
面倒でもしつけをしておくと、ズレずにきれいに縫えますよ。
縫えたら縫い代の四つ角を写真のように三角にカットしてください。
(4)表に返しアイロンで整え、返し口をまつります。
パターンで位置を確認し、マジックテープを縫い付けます。
マチ部分を折り、端を0.5cm巾に縫ったら完成です。
▲マチ側からは縫いにくいので、入れ口側から縫ったほうが良いです。縫い代が重なり厚みがあるので、目打ちを使い 送り歯へ押すようにをかけるとよいでしょう
▲私は家族旅行の石垣島で出会った、カクレクマノミを刺繍しました