新しい年が始まりましたね。
皆様にとってこの1年も健やかな日々でありますように。
1月のお便りなので、今月は干支のねずみに関するお話を書こうと思います。
▲衿先にねずみが2匹
フランスの子供たちは乳歯が抜けると、枕の下に大事にしまって眠ります。
なぜなら夜中に歯の妖精のねずみがやってきて、
抜けた歯と引き換えにお金を置いていってくれるから。
これは「ねずみの歯のように丈夫な永久歯が生えてきますように」と願いを込めた、
西洋などに伝わる習慣です。
▲歯の妖精を描いた絵本もあり
虫歯とは交換してくれないので「ちゃんと歯を磨かないとねずみさん来ないよ」と
親が諭すこともよくあるそうです。
私も「よい子にしてないとサンタさん来ないよ」と叱られた覚えがありますが、
こちらの子供たちにはサンタクロースと同じくらい心待ちにしている存在なのでしょう。
しかし多くは歯を枕の下に置くはずなのですが、
夫に聞くと「いやいや、ベットサイドのテーブルの上だよ」と言います。
義母にも話を聞いてみると、薄暗い中小さな歯を探すのは難しく、
もし枕の下に手を入れようものなら用心深い息子を起こしてしまう思ったので、
ソリアノ家では「歯を置くのはベットサイドのテーブルの上」としたそう。
そして「懐かしい物があったよ」と、夫が使っていた乳歯ケースを見せてくれました。
歯をケースに入れて置いておくことで、よりねずみに見つけてもらいやすくなります。
これまでずっと乳歯を保管するための入れ物だと思っていましたが、
本来はこうして使うものだったのね!
▲一般的にはこんな風に枕の下へ置きます
年が明けたということは春はすぐそこです。
今は私にとってリリースを控えた繁忙期でもあり、
全速力で走っているような気分の毎日です。
良いゴールを目指して駆け抜けたいと思います。
▲「まずい!急げ!」と走る女の子