フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2016.1.08
明けましておめでとうございます。
皆様にとって素敵な1年となりますように。
こちらの元日は生憎のお天気で初日の出を見ることはできませんでしたが、
気温は年末あたりから寒さが緩やかになり比較的過ごしやすくなりました。
日本は春のような陽気だそうですが、このまま冬が終わってしまうのでしょうか。
そんなことを聞くと、春の納期が差し迫っているようで
(実際にそう遠くもないのですが)焦ってしまいます。
(春の新作。白いワンピースに薔薇を刺繍中です)
さて、下の写真はバスに貼ってあった広告を撮ったものです。
“Bonjour, Merci, ou un Sourie. Ça peut rendre la vie plus belle.”
“こんにちは、ありがとう、もしくは微笑みを。
そうすることで人生がより素晴らしいものになりますよ。” という意味です。
車内にこういったものが貼ってあるということは、
運転手さんに横柄な態度を取る人が多いのだろうと想像でき、悲しくなります。
人にしたことは必ず自分にも返ってくると言いますから、
どんな小さなことでも当たり前のことを忘れずにきちんとやろうと、
バスの中でそっと誓いました。
今年も機嫌よく、気持ちのいい人を目指したいです。
ルーアンの町では、長い間行っていた、カテドラル正面の修復工事が終わりました。
今年は真っ白で綺麗な彫刻が見られます。
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ENYO ソリアノ綾佳
http://laviedenyo.blogspot.fr/