フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2016.3.04
例年だと「まだこんなに寒いのに…」とこぼすところですが、
今年はすぐそこに春の気配を感じています。
暫くは寒い日が続く見込みですが、冬のキリッとした空気とは明らかに違うようです。
お花屋さんはすっかり春模様。
お店には一年中様々な花が並んでいるけれど、やわらかな春の花がやっぱり好きです。
今日はアネモネにしました。
お値段も可愛かったのです。
我が家の玄関は窓がなく薄暗いので、気分だけでも明るくなるように切り花を飾っています。
とは言っても、そこまで気が回らないこともしょっちゅう。
そういう時は、甥が描いてくれた絵やお気に入りの置き物などを代わりに置いています。
ただいまーと戸を開けてすぐ好きなものが目に入るとほっとしますし、
家族が帰ってきたくなる空間を日々整えておきたいのです。
毎日途切れずお花を飾ることが難しくても、
せめて季節の始まりくらいは意識できたらいいなと思っています。
さっき買ったときはまだ蕾だったのに、花瓶にいけた途端ゆっくり花びらが開き始めました。
アネモネにも外は寒かったのですね。
さて、春の訪れと共にアトリエも忙しくなりました。
今シーズン最初の納期が迫っています。
春色のお洋服をせっせと縫いながら、皆様にお見せできる日を楽しみにしています。
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ENYO ソリアノ綾佳
http://laviedenyo.blogspot.fr/