フランスルーアンの街で服づくりをするデザイナー、
ソリアノ綾佳さんからのお便りをご紹介します。
ルーアンは、パリから電車で1時間ほどの場所にある街。
この街でソリアノさんは自身の目で選んだリネンで服を仕立て、
年に一度リリース。エンベロープでもその作品をご紹介しています。
ソリアノさんについての紹介記事はこちらから »
2016.4.12
草木が力強く芽吹くのを感じる4月。
夏時間になったあたりからいいお天気が続いています。
空も青いし、重たいコートは着なくていいし、春ってなんて素敵なんでしょう。
ノルマンディの冬は寒くて1日中薄暗いままの数ヶ月ですから、
新しい季節を迎える喜びもひとしおです。
どうやら浮かれているのは私だけではないようで、
いい気候になると友人からのお誘いが増えてきます。
仕事を終えた夕方、カフェに集合して一杯やりながらのおしゃべりは
「あぁ、私もフランスで生活しているんだなぁ」と思わせてくれます。
ちょっとくらい寒くても、太陽が出ているんだもの外に行きましょうよと
言われるがまま、サングラスだけはしっかりかけてテラス席へ。
おかげで顔にシミができちゃったけど…これぞ街に暮らすフランス人たちの過ごし方、
その気になって一丁前に私もテラスで白ワインなど飲んでいます。
都心より気温が低い田舎の方にも春が来ていました。
車窓から真っ黄色の菜の花畑が見えました。
煉瓦作りの壁にはバラの花が蔦を這わせ、この季節は色がいっぱいの絵画のようです。
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ENYO ソリアノ綾佳
http://laviedenyo.blogspot.fr/